念願実る「弁天踏切に歩道」(市長日記H27.12.18)

更新日:2020年03月24日

もう20年も以前、丹南町の時代からJR篠山口駅のすぐ北側にある弁天踏切の改良が課題となっていました。
味間小学校や丹南中学校の通学道にもなっており、また、地域の方が日常よく通る踏切なのですが、車が交差して通ると歩ける幅が無いのです。

しかし、再三の要望にもかかわらず、JRになかなか手をつけていただけませんでした。
丹南町の時代には、JRは鉄道の安全を守るためなのか、踏切の新設や拡張は認められない、するのなら、他の場所の踏切を廃止するように、また踏切の電気設備の移動はできない、などとの見解だったと聞いています。

平成24年、亀岡市での通学途上の交通事故があり、その時に市内での交通危険箇所を調査しましたが、味間小学校の一番の課題としてあげられたのが、この「弁天踏切」でした。
そこで、何とかしなければと、JR福知山支社に、私も何度か出向き、強くお願いをしました。
はじめは、管内にはほかに危険な所も多いなどと、JRは消極的でしたが、何とか歩ける幅を確保してもらうこととなりました。
昨年度、改良されるはずだったのですが、なんと10センチくらいしか確保されておらず、JR福知山支社長さんに現地に来ていただいて、これでは安全とは言えないとお願いしました。

そして、本年ようやく改良に至ったものです。
費用は約1,375万円、篠山市負担です。やっと安全にすることができ、安堵の気持ちとJRへの感謝の気持ち、「やればできる」のに何故もっと早くできなかったのかという気もします。
地域の方には長々とお待たせしましたが、大変喜んでもらっています。
昨日JR福知山支社の前田支社長さんや、自治会長さん、味間小学校の子ども達と渡り初めを行いました。
気を付けて元気に学校に通ってください。

制服を着た小学生男子が市長らと一緒に弁天踏切の手前でテープカットしようとしているのを横で見ているゆるキャラの写真
制服を着た小学生らが弁天踏切の歩道を歩いている横で車が走っている写真
弁天踏切の歩道を歩く小学生らの写真
弁天踏切の手前の広場で「弁天踏切歩道渡り初め式」のパネルを小学生たちが持ち、JR福知山支社の前田支社長や市長らと一緒に記念撮影している写真