三宅剣龍賞・みどり賞表彰式(市長日記H27.2.24)

更新日:2020年03月24日

2月22日(日曜)、篠山市の教育表彰である「三宅 剣龍賞」「みどり賞」の表彰式に出席しました。今年度は、三宅 剣龍賞は7組(いずれも個人)、みどり賞は8組(団体3、個人5)の方が、受賞の栄に輝かれました。

三宅 剣龍賞を創設いただきました三宅 剣龍先生は、現在、東京にお住まいで御年98歳になられます。日本を代表する書道家として現役で活躍されており、市役所1階市民ホールに掲げてある書も、三宅先生によるものです。

ここ最近は、遠方ということもあり、表彰式には出席が叶わず残念に思っていましたが、少しでも三宅先生の想いを伝えようと考え、三宅先生になりかわりお話しました。

「みなしゃんおめでとうございます。」

「篠山ほど良いところはありましぇん。綺麗なまちです。東京なんかゴミゴミしてますよ」

「住み良いとこと大きな看板をあげてください。天皇陛下に来ていただいたらどうですか」

「篠山のため頑張ってくだしゃいヨ」

「篠山市 ばんざい!!」

三宅 剣龍賞を受賞されたお一人に、俳句の分野で多くの功績を残されている西井 雅子さんがいらっしゃいます。お聞きすれば、三宅剣龍先生より1つ上の99歳。多年にわたるご活躍に、心から惜しみない賛辞を贈りたいと思います。

また、みどり賞では、スポーツ分野における小・中学生の活躍が多くありました。表敬訪問にお越し頂いた方もあり、益々の活躍を期待しています。 

平成26年度 三宅剣龍賞 受賞者の功績

西井 雅子(にしい まさこ)(俳句)

県立篠山高等女学校を卒業後、俳句会の巨匠・高浜 虚子に感化されて俳句を始める。昭和60年代には、丹波市の西山 小鼓子氏、五十嵐 播水氏、稲畑 汀子氏に師事し、熱心に吟行にも参加し、俳句会「九年母」で最優秀賞を受賞した。

平成11年には、第2回大阪造幣局通り抜けさくら祭全国俳句大会で受賞するなど、華々しく活躍している。また、地域においても俳句を通して積極的に交流を行い、地域の親睦に貢献している。

西田 朝子(にしだ あさこ)(舞踊)

昭和50年、まどか会に入会し、舞踊について約40年間にわたり真摯に研鑽し、現在、後進の指導にも尽力している。また、単に伝統芸能を振興するだけではなく、着物着付指導者としての技術を活かし、伝統的な和の装いと和の精神を大切に、地域においてボランティアで着付けを施すなど、日本の文化を若者に伝える活動を積極的に行っている。

 また、文化協会主催の文化祭、洞光寺のもみじ祭、敬老会、福祉施設の慰問にも積極的に取り組み、そのひたむきな姿勢は周囲の規範となっている。

森 祐子(もり ゆうこ)(舞踊)

永年にわたり、日本舞踊の技術研鑚に努め、平成12年に若柳流名取を襲名した。その卓越した日本舞踊の才を活かし、文化協会主催の文化祭で活躍している。また、10年以上、市内の福祉施設や病院への慰問活動を行っている。

丹南文化協会の運営にも参画し、8年間にわたって副会長の職を担った。さらに、地域住民を対象とした舞踊指導を継続するなど、日本舞踊の高揚と発展に貢献するとともに、地域の文化振興にも尽力している。

森本 秀子(もりもと ひでこ)(ちぎり絵)

平成7年に和紙ちぎり絵講師免許を取得以来、技術の研鑚に努め、和紙のちぎり絵を通して地域の文化振興や交流活動に貢献している。

丹南文化協会の副会長としても活躍し、文化祭をはじめとした文化行事に積極的に携わるほか、地元公民館においては、地域住民を対象に、ちぎり絵の指導を続けている。また、丹波市内の認定こども園・幼稚園では、ボランティアのアドバイザーとしてちぎり絵の親子活動を指導するなど、人々の交流と親睦にも貢献している。

横溝 安子(よこみぞ やすこ)(舞踊)

平成8年から篠山市を中心に活動する藤郁会に加入し、17年間にわたり日本舞踊の修練に努めながら、今田地区の藤郁会の代表として後進の指導育成を行っている。また、文化協会主催の文化祭、敬老会、福祉施設の慰問にも積極的に参加し、多くの市民に日本舞踊の美しさや楽しさを伝えている。

さらに、今田文化協会の運営にも参画して副会長を務め、伝統芸能である日本舞踊の高揚と発展に貢献するとともに、地域の文化の振興にも尽力している。

細野 詩(ほその うた)(書道)

平成26年度篠山市小・中・高・特別支援学校教育書道展小学生の部において、出品作品154点の中から特に優れた作品として認められた。

一画一画が丁寧に書けており、漢字とひらがなのバランスが良い。紙面を大きくとらえ、丁寧さと勢いの両方を兼ね備えた作品として高く評価された。

河南 めぐみ (かんなん めぐみ) (書道)

平成26年度篠山市小・中・高・特別支援学校教育書道展中学生の部において、出品作品85点の中から特に優れた作品として認められた。

練られた線でしっかりと書けており、起筆・送筆・終筆も美しい。全体のバランスが良く、墨をたっぷりと使った堂々とした作品として高く評価された。

平成26年度 みどり賞 受賞者の功績

ささやま図書館友の会

平成15年4月から、市民の図書館利用を広げるための企画や大人を対象にした読書会、本の修理ボランティアなど、幅広い読書活動を推進している。特に、市内の小中学校での「朝の読書活動」の支援や、中央図書館と協働した「子どもと本をつなぐブックトーク事業」など、子どもの読書活動の推進に大きく貢献している。また、これらの活動が評価され、平成26年11月に第47回全国優良読書グループ表彰を受賞した。

兵庫県立篠山産業高等学校インターアクト部

社会奉仕と地域貢献を活動目標として、ボランティア活動を行っている。地域行事に自主的に参加するほか、平成26年8月に丹波市を襲った豪雨災害の際には、被災地に出向いて清掃作業を手伝うなどのボランティア活動を行うとともに、生徒自ら募金を呼びかけ、丹波市災害対策本部に義援金を贈った。自ら企画・運営し、何事にもひたむきに取り組む姿勢は、学校生活においても他の生徒の模範となっている。

兵庫県立篠山東雲高等学校特産でボランティアチーム

篠山の特産品である山の芋や丹波黒に焦点を当て、農家の抱える課題や地域活性化のための研究に取り組んでいる。第62回近畿学校農業クラブ連盟大会プロジェクト発表文化生活の部において優秀賞を受賞するなど、各種大会において顕著な成果を残した。また、平成26年5月には篠山市東日本大震災復旧復興支援活動事業助成金を受けて、宮城県の岩沢仮設住宅に山の芋を使ったグリーンカーテンのプランターを設置し、特産品で被災者の方を支援することで、研究成果の還元を行った。

井上 真帆 (いのうえ まほ)

第37回全国JOCジュニアオリンピックカップ夏季水泳競技大会 女子100メートルバタフライ第1位、女子200メートル自由形第2位、女子200メートル個人メドレー第2位など、全国トップレベルの大会において輝かしい成績を収めた。特に、女子200メートル自由形では、日本学童新記録を樹立し、これからの活躍が期待される。学校生活においても運動会で応援団長を務めるなど、リーダー性に優れ、児童の模範として活躍している。

北野 こころ(きたの こころ)

第35回B&Gスポーツ大会兵庫県大会水泳の部 女子50メートル自由形、女子50メートル平泳ぎでともに第1位に輝いた。2014B&G全国ジュニア水泳競技大会においても、小学3・4年50メートル平泳ぎの部で第2位の成績を収めた。目標に向かってひたむきに努力する姿は、他の児童に活力を与え、よりよい模範となっている。

酒井 雅也(さかい まさや)

兵庫県郡市区対抗陸上競技大会 中学男子走り幅跳びで第1位に輝いた。また、全国中学校通信陸上兵庫県大会においては全国大会参加標準記録を突破し、全国中学校総合体育大会への出場を果たすなど、優秀な成績を収めた。冬場には筋力アップトレーニングを重ね、体幹強化に努めるなど、目標に向かってひたむきに努力する姿は、他の生徒の模範となっている。

清水 翼(しみず つばさ)

第63回兵庫県中学校男子駅伝競走大会の第3区間で区間賞を獲得するなど、陸上競技のレベルが高いとされる兵庫県において優秀な成績を収めた。絶えず後輩や陸上競技部全体のことを考えながら、リーダーシップを発揮する姿は、他の生徒の模範となっている。

友武 涼(ともたけ りょう)

 第58回兵庫県中学校総合体育大会 男子100メートル自由形、男子200メートル自由形でともに第1位に輝いた。第63回近畿中学校総合体育大会 男子200メートル自由形第2位、平成26年度全国中学校体育大会第54回全国中学校水泳競技大会では第6位入賞を果たすなど、全国トップレベルの大会において輝かしい成績を収めた。兵庫県中学校短水路100メートル個人メドレーの記録保持者でもあり、これからの活躍が期待される。生活態度もまじめで、何事にもひたむきに取り組む姿勢は、他の生徒の模範となっている。

「みどり賞」を教育委員長から制服姿の学生5人が立って授与されている写真

教育委員長から授与

「三宅剣龍賞」を教育委員長から授与されている制服姿の女学生の写真
「三宅剣龍賞」を教育委員長から授与されている着物姿の女性の写真
表彰式で金屏風の前にたち市長が両手を上げて挨拶をしている写真

三宅先生になりかわり 「みなしゃん、おめでとう」

表彰式で賞状を持った受賞者たちの集合写真