篠山小学校 だいすき(市長日記H27.3.13)

更新日:2020年03月24日

篠山小学校が美しくよみがえり、耐震改修工事が完成しました。

約20年という長い間、新しい校舎を待ち望まれ、そして耐震診断後も混乱なく温かいご配慮を頂きました児童や保護者、地域の皆さん、本当にありがとうございました。

 そして全国的にほとんど例のない木造校舎の耐震改修について、多くの難しい課題を克服できたのも、神戸芸術工科大学の花田佳明先生、東京大学の腰原幹雄先生、地元の才本建築事務所のおかげであり、心から感謝を申し上げます。

国の史跡である篠山城跡地内にあり、目の前にお城跡やお堀が広がります。更に、戦後の学校校舎として貴重な価値があると言われている昔のままの木造校舎を残すことが出来ました。この校舎と城跡が一体となって作り出す環境は、歴史文化の薫るまち篠山市、その城下ならではのものです。

 うすいピンク色の見違える様に美しくなりました。渡り廊下からお城が見えます。ランチルームも出来ました。

新しくよみがえった篠山小学校は、篠山市のシンボルともなりますし、この篠山小学校で学びたいという人も増えることは間違いありません。

昨日、完成を祝う集いが開かれました。

花田先生は、「住民と行政が一緒になって保存活動をされたのは全国的にも珍しく、とてもよいお手本となります。また、この5棟全部の木造校舎を残された歴史的文化的価値も大きいものです。木造校舎を大切にされようとした地域や保護者の方の熱意は素晴らしい」と話されました。

子どもたちは「この校舎が大好きです。大切に使って未来に引き継ぎます」と感謝の言葉を述べてくれました。

平成23年4月に第1回校舎検討委員会を開催してから、丸4年かかりましたが、このような立派な校舎が完成でき、感慨無量です。

また、保護者の皆さんが中心になって5円玉を集め、学校や地域の縁を大切にしようとするプロジェクトも実施されました。

皆さん、ありがとうございました。

篠山小学校の校庭で、ボールを使って元気よく遊ぶ小学生の写真
耐震改修工事完成した、校舎の花壇の写真
耐震改修工事完成し新しくなった校舎と、網で囲まれたドームのようなものの写真
生徒が演奏する前で、舞台上のくず玉の下で手を取り合う生徒と教師と市長の写真
生徒たちの前で、複数の教師がランドセルを背負い、黄色い帽子をかぶって、小学生を演じる写真
屋根のある廊下を歩く、年配の男女の写真
体育館で、ポーズをとる生徒と教師、地域の皆さんの集合写真