平成27年度の市政執行方針の概要です(市長日記H27.6.25)

更新日:2020年03月24日

「日本遺産のまち」誇り高く

 平成27年度早々、大変うれしいニュースが飛び込んできました。文化庁が優れた地域の歴史的魅力や特色などを認定する「日本遺産」の制度を新設され、篠山市が認定されました。全国で18件が選ばれ、市町が単独で認定されたのはうち8市町のみで、大きな誇りであり喜びです。
 「日本遺産のまち」として、誇り高く、市民あげて、魅力あるまちづくりを進めます。

定住促進「ふるさと篠山に住もう帰ろう」

 定住促進重点地区(福住、村雲、大芋、日置、後川、雲部、畑、西紀北地区)の若者・子育て世帯を応援する住宅助成などは、一定の効果が認められています。
 過去3年の実績と検証を踏まえ、これまでの重点地区への支援に加え、三世代同居住宅については、市内全域に助成を拡大します。また、市内工務店などを利用した住宅の新築改修も新たに助成対象項目に追加し、総合的な若者世代の定住住宅支援とします。

子育て・教育いちばんの篠山市

 篠山市は自然環境に優れ、また治安もよく、安心して子どもが成長できる良い環境にあります。子育てや教育のよりよい条件を整備し「子育て・教育するなら篠山市がよい」と言っていただけるよう取り組みを進めます。
 中学3年生までの医療費の自己負担の無料化を続けるとともに、市営住宅の子育て優先枠、市内高校への通学支援を充実します。
 さらに、出産祝い金として、第3子目以降の出産に20万円を交付します。また、不妊治療費の助成や、多子世帯の保育料や給食費を軽減します。

魅力あふれる美しい篠山市

 「日本遺産・第1号のまち」として「小京都」「日本の原風景」と大変高く評価されるまちなみや景観、命輝く自然環境、歴史文化などの魅力をさらに高め、日本に誇れる美しい篠山づくりを進めます。
 篠山市まちづくり条例を適正に運用し、地域の合意が得られる質の高い開発を誘導します。近年、立地が進む大規模太陽光発電施設については、篠山市の自然や景観に合致するためのガイドラインを策定します。

農都創造

 市の基盤である農業をしっかりと守り育てます。
 金網による獣害柵の設置については、平成27年度で要望のありました地域についてはほぼ完了します。
 サル対策については、サル用電気柵、追い払い、適正数管理など、引き続き全力をあげます。また、「獣害に強い集落支援員」を雇用し、対策とともに、長い目で野生生物との共生をめざします。
 集落の農業、そして農地を将来にわたり守り、発展していけるよう、担い手を明確にする「人・農地プラン」の策定を進めます。集落営農の推進については特に力を入れ、集落営農推進基金を設け、農業機械の購入などに市独自の補助制度を新設します。
 ふるさとの森づくりでは、人工林の多くが、森林として利用価値の乏しいものであることから、これを皆伐し、どんぐりなどの広葉樹林としたり、彩りのある里山に生まれ変わるような取り組みを積極的に進めます。

平成27年度のシンボル事業

 まち・ひと・しごと創生総合戦略を策定します。
 また、「ホタルの舞う水辺」「メダカの泳ぐ水路」「カブトムシのいる里山」など分かりやすい目標を設け、生物多様性を推進します。
 ふるさと篠山を大切にし、みんなで住んで盛り上げていくふるさと教育を推進します。