篠山春日能(市長日記H28.4.12)

更新日:2020年03月24日

第43回篠山春日能が9日に行われ、市内外から約600人の観客が幽玄の世界を堪能しました。

観世流や大蔵流の一流の演者により、能「杜若(かきつばた)」、狂言「昆布売(こぶうり)」、能「春日竜神(かすがりゅうじん)」が行われました。桜花が舞台上に舞い、竜神に扮したシテ方が舞いを繰り広げる中、時折、小鳥たちが舞台を横切る姿は現実なのか夢なのか、会場の観客が舞台と一体となり幽玄の世界に溶け込んでしまうようなすばらしい舞台でした。

昨年、篠山市は、ユネスコ創造都市ネットワークに加盟し日本遺産のまちとして認定を受けましたが、4万人強の人口のまちで、こうした素晴らしい国重要文化財の能舞台を今も使いながら芸能文化が大切に守り続けていることは大きな誇りです。

演者により、能が行われている写真
沢山の観客が、演者による能を見ている写真