プロジェクトチーム辞令交付(市長日記H28.6.7)

更新日:2020年03月24日

6月3日、篠山市職員の若手、中堅を中心に政策課題を研究する庁内プロジェクトチームのメンバーへの辞令交付を行いました。

今年度は、新たに4チームによるプロジェクトが発足し、それぞれの課題の解決に向けこの1年間取り組んでもらいます。今回は29名の職員が取り組んでくれますが、うち約1/3を女性職員(11名)が占めるほか、約1/2がプロジェクトチーム初参加の職員(13名)で、これまで以上に新鮮な提案がなされることを期待しています。

具体的には、市政の重要な部分に関わる「農あるくらし」、「日本遺産」、「移住定住」と情報発信に関わる「ドローン活用」をキーワードに各テーマが挙げられました。各リーダーからプロジェクトへの意気込み・抱負を伺い、それぞれの高い意識や考えも非常に頼もしく感じました。

何事も実現に向けて前向きな姿勢を持つとともに、少しばかりの遊び心をもち、新しく・自由な発想が出やすい環境で課題に向けて取り組み、各プロジェクトの一年間の成果が実現されることを期待しています。
どのチームのみなさんも期待していますので、ぜひ頑張ってください!

プロジェクト一覧
プロジェクト名 調査研究項目
ドローン活用プロジェクト

 

 市が現在2機保有しているドローンについて、市各部署での多目的運用について探求し、運用を図る。

 本市の「日本遺産」認定及び「ユネスコ創造都市ネットワーク」加盟認定を受け、市広報紙やまるいのTVでの情報発信に加え、ドローンの空撮映像により、新たな篠山の魅力を発信したいと考えている。

 さらにドローンの活用については、他自治体では、防災や消防、観光資源の創出などでの実証実験が進められており、本市でも行政におけるドローンの多目的利用を目指し、調査研究を行う。

農あるくらしプロジェクト

 

 田舎暮らしを希望する人の中には、家庭菜園や本格的な自給自足を行う等、農業に関わる暮らしに関心をもっている場合が多い。

 しかし、農地の取得に関しては、農地法に基づく下限面積(新規就農を促進するために適当と認められる面積)をみたす必要があり、自給や家庭菜園を目的とした場合の農地取得は難しい状況にある。

 そこで、小規模な農地付き空き家を取得し、移住する人に限り、下限面積以下であっても農地を取得でき、農都篠山が「農ある暮らし」を求める人をより多く受け入れる事ができるしくみづくりの調査研究を行う。

日本遺産×篠山の魅力プロジェクト

 

 昨年4月に認定を受けた「日本遺産」について、市全域での認知度が低いので、「日本遺産」の制度及び篠山市が認定された内容を正しく市民に理解してもらう。

 また、「日本遺産」に登録されるほど素晴らしいまちであるということを市内外にPRして、移住定住につなげたい。

 具体的には、昨年度のプロジェクトチームから「日本遺産」の推進に関する様々な提案及び日本遺産推進協議会が提案募集して、市民の方々から提案があったアイデアを調査研究していく。

若者の移住・定住プロジェクト

 

 篠山に住み、高校や大学に通う学生が、卒業を機に仕事を求めて、また進学のために市外に転出していくことが多い。

 若者が転出していく前に、篠山の魅力の再発見とふるさとへの愛情を深め、かつ篠山市内での働く場の紹介を工夫する、また、阪神間への通勤圏でもあることから、市内に住みながら市外で仕事に就けるという可能性も周知することで、若者が学校を卒業後も安心して篠山市に住み続けることができるよう、さらに一度転出してもふるさとに帰ってくる若者や、市外からの移住者を増やすための啓発方法などの調査研究を行う。

男性職員が代表で話をして、それを他の職員は並んで話を聞いている写真
市長が女性職員に書類を渡し、女性が受け取る写真