篠山市11大ニュース(市長日記H29.12.27)

更新日:2020年03月24日

篠山市11大ニュースを発表しました。
一年をふり返ってみてください。

1 再燃!市名「丹波篠山市」 (2月~)

「丹波篠山」という呼称は、デカンショ節の一節でも唄われるように、伝統・文化が暮らしの中に息づく日本の原風景・篠山を指すものとして、先人から受け継ぎ、誇りを持って使われてきました。しかし、ここ最近「丹波篠山」が、どこを指すのか曖昧になってきたため、市名変更の要望が相次ぎ、署名も提出されました。一方、多額の費用がかかる等の理由により市名変更反対の要望書も出され、さまざまな視点で議論が始められることになりました。

「丹波篠山市」へ市名変更の署名お願いのチラシの写真

1 「市道大沢新栗栖野線」開通 (3月)

JR篠山口駅東側の大沢新から国道372号の栗栖野を結ぶ「市道大沢新栗栖野線」が開通しました。平成13年度に着工したのですが、篠山市は平成20年から財政再建「篠山再生」に取り組みはじめ、そのため新しい道路建設は休止としました。そのなかで唯一、着実に整備を続けてきた路線です。農工団地(犬飼・初田地区)と接しており、活用が期待されます。

「祝市道大沢新栗栖野線開通」と書かれたオレンジ色のバルーンで出来た半円状の門のような物の前での記念写真

1 子育て施設の整備充実

病児保育室「にこにこ」が開設 (3月)

病児保育室「にこにこ」は、働くお母さんが風邪やインフルエンザなどの病気や病気回復期のお子さんを一時的にお預かりする保育室です。医療法人社団小嶋医院に委託しており、実際に利用された保護者からは、「病気の子どもを安心して預けることができました。」「子どももしんどそうでしたが、先生やスタッフの方がとても親身に保育・診察していただき、私も仕事を頑張れました。」といったご意見をいただいています。

白い外壁にカラフルな6匹の亀のイラストが描かれている病児保育室「にこにこ」の外観写真

たんなん子育てふれあいセンター移転・開設 (3月)

たんなん子育てふれあいセンターが丹南商工会館の1階に移転し、開設しました。
今回の移転により、概ね2歳以上で活発に動く子どもが遊ぶプレイルーム、概ね2歳未満でハイハイやよちよち歩きの子どもが利用する赤ちゃんルームの2部屋に分け、また面積も大幅に広くなり、安全・快適に親子が過ごせる空間が確保できるようになりました。

移転・開設した「たんなん子育てふれあいセンター」開所式でゆるキャラと市長らがテープカットをしている写真

「おとわの森子育てママフィールド petit prix(プティプリ)」がオープン (8月)

昨年7月に閉園となった旧味間認定こども園おとわ園の跡地に、「おとわの森子育てママフィールド petit prix(プティプリ)」がオープンしました。「プティプリ」はフランス語で「小さなぜいたく」という意味で、「子育てに日々追われている母親たちが、悩みを相談しながら、小さなぜいたくを味わえる施設にしたい」という思いが込められています。
施設内には、母親グループが打ち合わせや、仕事や情報交換のためのスペースがあり、弁当などの飲食も可能です。近くには「音羽の森」が整備され、良い自然環境を生かした子育ての拠点です。

「おとわの森子育てママフィールド」のオープニングイベントでくす玉が割られており、ゆるキャラと親子らが記念撮影している写真

1 恐竜・化石を生かしたまちづくり

太古の生きもの館オープン (4月)

兵庫県立丹波並木道中央公園内に「篠山市立太古の生きもの館」が完成しました。この太古の生きもの館は、丹波地域恐竜化石フィールドミュージアム構想の拠点となっています。
 展示室と共に「太古の生きもの市民研究所」があり、恐竜の骨格標本、露頭と言って、1億1千万年前の地層を見ることができ、また化石をクリーニングする様子も見学できます。

「篠山市立太古の生きもの館」竣工式で建物の前で市長らがテープカットしている写真

「にっぽん恐竜協議会」発足 (11月)

恐竜化石を生かした地域活性化に向け、観光や教育で力を合わせる自治体ネットワーク「にっぽん恐竜協議会」が発足しました。丹波市が呼びかけて、北海道むかわ町、熊本県御船町、そして篠山市が加盟し、11月26日協定書に調印しました。
国内では、これまでに約30の自治体で恐竜化石が見つかっており、もっと輪を広げ、未来につなごうと話し合っています。

2体の恐竜の模型にまたがっている子どもたちの前で市長と関係者3名が手を前に出し4人で手を重ねている写真

1 景観まちづくり刷新モデル地区に指定 (4月)

平成29年度から国土交通省では、新たに「景観まちづくり刷新支援事業」がはじまり、全国のモデル地区10地区に篠山市の城下町地区が指定されました。
この事業は、景観のすぐれた地域資源を有していることや、外国人観光客を呼び込める観光資源を有していることなどが要件とされており、観光振興の観点から、地域活性化のポテンシャルが高い地域として選ばれたものです。
 この事業を活用して、景観重要建造物の大正ロマン館及び青山歴史村の修繕、城跡公園や駐車場の整備、道路の美装化や無電柱化などにより、更に魅力ある城下町となるよう努めていきます。

景観まちづくり刷新モデル地区に指定された篠山市の現在の景観と事業実施イメージが掲載されている写真

1 丹波焼など日本六古窯が日本遺産認定 (4月)

丹波焼など日本六古窯の「きっと恋する六古窯―日本生まれ日本育ちのやきもの産地―」が日本遺産に認定されました。篠山市としては、「丹波篠山デカンショ節―民謡にのせて歌い継ぐふるさとの記憶」に続き、2つ目の認定となりました。
 これを機に、他の六古窯のまちと連携を深め、アピールしたいと考えています。丹波焼の里・立杭は美しい山々と田に囲まれ、山あいの窯元から炎があがる景観は本当にすばらしいものです。丹波焼が、立杭の里がさらに日本中に、そして世界の多くの皆さんに恋してもらえるように取り組みます。

土で出来た窯元の前で市長ら4名で記念撮影している写真

1 原子力災害へ備える

原発災害に備えるハンドブック完成 (7月)

原発災害に備えるハンドブック「原発災害にたくましく備えよう」を作成しました。国や関西広域連合の「屋内退避」の基準を更に進めて、「とっとと逃げる」ことが一番大切だとしています。
 「被ばくを避けるために」「事故が起きたら篠山は」「心のバリアをとろう」「避難する時に大切なこと」「安定ヨウ素剤はいつ飲む」など、分かりやすくマンガなどで図示しながら説明しています。

完成した原発災害に備えるハンドブックを女性職員2名が手に持っている写真

安定ヨウ素剤配布、3歳未満用のゼリー剤を配布 (10月)

原子力災害への備えとして、これまで安定ヨウ素剤の事前配布を行っていますが、昨年度まで配布できたのは丸剤で、服用できる対象は3歳以上に限られていました。本年度から3歳未満の乳幼児も服用できるゼリー状の安定ヨウ素剤の入手・配布が可能になったため、篠山市では、初めて事前配布を行いました。

女性市民が安定ヨウ素剤を職員から受け取っている様子の写真

1 篠山鳳鳴高校軟式野球部快進撃! (8月~)

篠山鳳鳴高校軟式野球部が、第62回全国高校軟式野球選手権兵庫大会で23年ぶり5回目の優勝を飾りました。さらに、全国大会では、千葉県の木更津総合高校に延長13回で勝利、2回戦は、岩手県の専修大学北上高校に1対0で勝利し、初の全国ベスト4となりました。また、10月に愛媛県で開催された国民体育大会にも初出場し、私たちに感動と夢を与え続けてくれました。

篠山鳳鳴高校軟式野球部が市長に兵庫県大会での優勝報告をしている写真

1 丹波篠山コシヒカリ宣言 (8月)

丹波篠山コシヒカリの魅力を、市、農業者団体、民間団体等が一体となって広報宣伝や企画事業を実施することにより、丹波篠山コシヒカリのおいしさをアピールし、このお米を一人でも多くの人に食べてもらいたい、そして、健康で美しくなってもらおうと、「丹波篠山コシヒカリ宣言」を発表しました。

「丹波篠山コシヒカリ宣言」のパネルを持った市長と「丹波篠山コシヒカリ宣言」のポスターを持った男性と丹波篠山観光大使ら3名が箸でご飯をつまみあげてアピールしている写真

1 清掃センターの基幹的設備改良工事に着手 (12月~)

現在の清掃センターごみ焼却施設は、稼働から15年が経過しています。各機器や設備の老朽化が進行し、耐用年数に達するものも増えています。これまで通り安全にごみを燃やし続けるために必要な基幹的設備改良工事契約を12月5日に締結しました。総事業費約21億円をかけて平成32年3月までの2年4カ月の工期で実施します。

「市名変更にお使い願います」と、ふるさと納税 1 億円

12月22日に「丹波篠山市への市名変更にお使い願います。篠山市民の皆様が心をひとつに、益々のご発展をお祈りいたします。」というメッセージとともに金1億円のご寄附(ふるさと納税)がありました。

10大ニュースは市役所の課長以上の投票をもとに選定したものですが、選定後に上記の「ふるさと納税」の大ニュースがありました。
ですから、今年は「11大ニュース」となりました。