越前町と越前市(市長日記H29.12.5)

更新日:2020年03月24日

 日本遺産に認定された日本六古窯サミットが福井県越前町で開かれました。
 私はJRで、大阪から北陸本線サンダーバードで行きましたが、降り立った駅は武生(たけふ)駅で、ここは「越前市」でした。
 めざす「越前町」はその隣のまちで、「越前」の町と市があるとは知りませんでした。
 もともと越前町がありましたが、のちに合併によってかつての「武生市」が「越前市」になったそうです。
 どこかで聞いたようなお話で、私の方も世界にもPRしようとしているのが「丹波焼」で、それは「丹波市」ではなく「篠山市」にあるのです。
 外からは判りません。

 来賓の西川知事は「六古窯」がみんなで自分の産地だけでなく、他の産地をPRすれば、どんどん発信できると激励されました。
 お話しすると篠山市のまちを褒めていただき、なんと「お堀端に木が倒れていました」と、この秋の台風の後に来ていただいていました。

 私から、赤松課長のデカンショ節を交えてまちを紹介し、丹波焼の作家の上中剛司さんと清水万佐年さんが発表しました。

 上中 剛司氏(35)さんは、稲右衛門窯の窯元でグループ窯(よう)の代表を務めておられます。
 中世の焼き物について写真をまじえ説明され、昭和30年代の立杭地区の原風景を紹介。
 その後、会場で特別展示されている上中 剛司さんご自身の作品を紹介され、グループ窯の丹波焼最古の登窯を活用した活動、取組を紹介されました。

清水 万佐年氏(33)さんは、千代市工房の窯元で、グループ窯の副代表を務めておられます。
 『グループ窯に入り、年代的にも近い人たちとつながり、作り手として刺激を受けた。また、展覧会などにも一緒させていただくなど、幅も広がった。
 立杭地区は閉鎖的で、名字も「清水」「市野」「大西」「大上」など限られ、「杭を立てていた」と言われる程です。
 これからもっと外部からも作家が入り、活性化を図ればどうか。』と発表されました。

 本年度の六古窯の活動は、六市町持ち回りの展覧会の開催、プロモーション映像の作成、ロゴマークの制作などで、ロゴマークについては発表されました。

 また、六古窯を詰め合わせた商品を売り出したり、ふるさと納税の返戻品にしようということも申し合わせました。
 最後に六古窯ブランドを確立し世界に発信しようとサミット宣言がされました。

テーブルの右側に丸くて大きな壺の焼き物が2点、左側に小さな焼き物が5点並べられている写真
丸い形や縦長のいろんな形の焼き物が5点並んでいる写真
日本六古窯サミット2017in越前と書かれた舞台の右側で市長が話をしている写真

私からの発表

舞台上のモニターに焼き物が二点映っていて、それを見ながら上中さんが話をしている写真

上中さんの発表

モニターには焼き物が一点映っていて、舞台上には4人の男性が座り清水さんがマイクを持ち話をしている写真

清水さんの発表

舞台上に市長とスーツを着た男性5人が並んでいる集合写真

サミット宣言

黒の背景に「40周年を迎えた若手陶芸家グループ グループ窯の取組」と白文字で書かれている
左側は窯で男性が作業をしている写真、右側は窯の前で9名の男性が集まっている写真
窯が横並びに並んでいる写真
辺りは暗く、窯がライトで照らされている写真
左には丸い壺、右にはひょうたん型の壺が映っている写真
左には石のような灰色の焼き物、右には赤と白の色が入った焼き物が映っている写真
左には芝生の前に焼き物が1点置かれている写真、右にはテーブルの上に4点焼き物が置かれている写真
左は赤、青、緑など沢山の色が縦に入った焼き物の写真、右は左の焼き物を底から映した写真
左は赤、白、緑などの四角い模様が入った万華鏡の写真、右は万華鏡をのぞいた中の模様の写真