中央大で講義(市長日記H29.12.4)

更新日:2020年03月24日

 私は中央大学法学部出身です。母校の中央大学総合政策学部の講師を務めてきました。

 私の頃は神田駿河台、JRでは御茶ノ水駅のところにあり、男ばかりで「質実剛健」の校訓通りの学風でした。
 今は、都心から離れて八王子、多摩動物公園のところにあります。
 校舎もきれいで、特にびっくりしたのが、女子学生が多くなっていたことです。
 その昔、上智大学のある授業に自主的に出ていたことがあり、その華やかさと美しさに感動したことを思い出しました。
 総合政策学部は新しくできた学部で、公務員をめざす学生が多いとのことでした。
 5年前に篠山市で公共政策学会が開かれ、全国から20を超える大学が政策提案を競いましたが、その時にこの中央大学細野ゼミが一番だったことがあります。
 その細野先生の授業でした。
 私からは篠山市の財政再建、魅力あるまちづくりの取り組みを話してきました。
 関東出身者が多かったので、「デカンショ節」も歌いました。

 そして課題として考えてもらったのが、次の3点です。

 課題1:『市町村に権限を移して美しいまちができるのか?』
 課題2:『20世紀は都市の時代、では、21世紀は何の時代か?』
 課題3:『篠山市は、「丹波篠山」と称され、デカンショのまちとして、また丹波黒大豆、丹波山の芋、丹波焼など全国に誇ってきた。ところが、お隣に丹波市ができたこともあり、「丹波」「丹波篠山」がどこを指すのかあいまいとなり、混乱、誤解が広がっている。そこで、先人から長い間に築かれた「丹波篠山」のブランドを守り、未来に良いまちづくりを進めるため、市名を「丹波篠山市」にすることが議論されている。これに対し、一方では「篠山市でPRしていけば良い」「お金もかかる」との反対意見もある。さて、どう考えるか。』

 一番前で熱心に聞いてくれていた女子学生に、私のネクタイを褒めてもらいました。
 お正月には箱根駅伝がありますが、中央大学には篠山市出身(篠山中学校、西脇工業高校出身)加井 虎造 君がいます。
 まだ1年生で、今年はどうか判りませんが、これからの活躍を楽しみにしています。

中央大学に向かって歩く2人の後ろ姿の写真
スクリーンの横で市長がマイクを持ち話をしている写真