栗振興会で「丹波篠山市」を決議(市長日記H29.4.21)

更新日:2020年03月24日

 4月20日の丹波ささやま栗振興会で、市名検討の緊急提案があり、「丹波篠山市」への変更について、市長、議長に要望していくことが決議されました。

 「丹波栗」と言えば、私たちは丹波篠山、つまり篠山市が本場であり、「わたしゃ丹波の勝ち栗育ち 中に甘味も渋もある」とデカンショに唄われているとおりなのです。
 ところが、丹波市が丹波、丹波と言われるようになってから、「丹波栗は丹波市の栗」だと誤解される方が実に増えてきました。
 篠山市役所のふるさと納税の返戻品(記念品)に丹波栗をあげていますが、何故篠山市が丹波市の栗を返すのかと言われるのです。
 栗振興会の総会でも「栗拾いに来られる観光客から、丹波栗と言えば丹波市の栗と思っている人が年々増えています」と報告されました。

 2月に篠山市商工会、丹波篠山観光協会、丹波ささやま農協から市名変更を検討するよう要望を受け、現在、どのような混同・混乱を生じているかなどについて調査中なのですが、「丹波」と名のつくものが「丹波市のもの」との誤解がどんどん広がっているようです。
 ちょうど、この3月に丹波市は「玉岡かおるの丹波逍遥」という立派な冊子を刊行されました。プロローグ『丹波の誇りを探す旅へ』丹波へは、いつもクルマで行く…ではじまるのですが、この丹波はもちろんすべて「丹波市」のことです。「美味しいものはここにあり」では、「丹波栗」「丹波黒大豆」「丹波大納言小豆」この三つは丹波市が誇る宝物として「丹波三宝」と名付けられた…としています。

 ほんの少し前まで丹波と言えば篠山だ…とみんな思っていたのが、そうでなくなってきているのです。