細工所の砂防えんてい(市長日記H29.5.10)

更新日:2020年03月24日

 細工所集落(村雲地区)の砂防えんてい(漢字では「堰堤」と書きます)が完成し、このほど現地見学会がありました。

 砂防えんていは砂防ダムとも言い、山から流出する土砂や流木を食い止め、下流にある家や人命を守るためもの施設です。
 現在、篠山市内では計画中を入れると7箇所で県によりこの事業が進められています。
 山の中のことなので、なかなか分かりづらいのですが、防災の観点から、多くの事業をしていただいています。一基あたり約2億円も要します。
 ただし、日本は山国で、篠山市でも多くの集落が山沿いにあるため、必要なすべての箇所を工事するには100年以上かかると言われています。
 そのため、事業を進めるとともに「避難」することが大切になります。

 細工所の事業は篠山市に要望が出されてから4年半で完成となり、地域あげて喜んでいただき、谷先生や土木事務所長さんに感謝されました。
 「こんなにも丁寧に協力していただける集落はやはり、あたたかい篠山ならではですね」と所長さんも感激されていました。

完成した砂防えんていの前で、現地見学会参加者との集合写真