アッちゃん初出動(市長日記H29.5.11)

更新日:2020年03月24日

 わが家のアツ(8才)が初めて出動しました。
 3年前に「篠山市サル追い払い犬」の訓練を受けて、その認定を受けていたのですが、私の村はサルが出て来ず、役に立てていませんでした。
 ところが一昨日の朝、アツとヒメ(アツの母親、16才)が山に向って吠えているので、何かと思ってよく見ると、サルでした。
 そこで近くまで連れて行き、追い払うよう命じたのです、…追い払うとまではいきませんでしたが、サルも嫌がっていました。
 なお、ヒメの方も、当時訓練を受けに連れて行ったのですが、高齢のため無理だと言われました。
 訓練と言っても、主に服従の訓練で、放した時に帰ってくるようにするのです。

 篠山市には5群約170頭のサルがいます。農業への被害を防ぐとともに、稀少種のニホンザルですので保護も必要で、篠山市は全国的にも先進的な対策をとっています。
 その群れの位置や個体数を把握しています。
 増えすぎた時は駆除しますが、一群にオトナメスの数が減りすぎて絶滅しないようにします。
 集落に出没する恐れがある時は、サルメールで事前に知らせて、追い払いをします。その一つが犬による追い払いです。
 更にはサルが田畑に入らないよう、電気柵の整備も続けています。
 市役所には専門員もいます。
 そのためだいぶ苦情も減って来ているのですが、私の村の山へどのように入ってきたのかは分かりません。

 ちょうど今、サル追い犬の訓練の募集をしています。
 犬もつながれているだけではつまらないだろうし、やる気も出て嬉しいと思いますので、農都環境課(電話番号:552-1117)までお問い合わせください。

篠山市サル追い払い犬認定書交付式にて、飼い主と犬3匹の写真

左端がアツです(平成26年)

畑と家の間で、サル追い犬がサルを見ている後ろ姿写真

サルを見ています

芝生にサル追い犬の首輪をしている犬の写真

誇りあるサル追い犬の首輪をしています