日本デカンショ節大賞授賞式(市長日記H29.8.10)
デカンショ節は、時代とともにふるさと丹波篠山の記憶を新しい歌詞に乗せて歌い継いできました。このような民謡は他になく、次々と新しい歌詞を生み出してきたことが、日本遺産の認定につながっています。
ここ数年は、各地域の名所やシンボルを盛り込んだ歌詞が多く生まれています。
今年もたくさんのデカンショ節を応募いただき、厳選な審査の結果、平成29年度「日本デカンショ節大賞」が決まりました。どれも丹波篠山の魅力をうまく取り入れておられます。
受賞された皆さん、おめでとうございます。
大賞 加戸 仁志さん
霧のささやま 枝豆実る 年が明けたら 祝い豆
秋の枝豆は大変人気で、そのにぎわいの後、正月にはお祝いする豆となるという、2度おいしい黒豆でみんなが幸せになることがうまく歌われています。
優秀賞 中本 征子さん
デカンショ デカンショと 歌っていれば つらい涙も 虹となる
今までにない視点の歌詞で、デカンショで元気になれる気持ちが伝わります。
優秀賞 河南 洋子さん
里の盆地に伸び育くツルは 伝統受け継ぐ 山の芋
丹波篠山の特産、山の芋を大切に育てておられる様子がうかがえます。
優秀賞 泉 靖子さん
丹波篠山 福住街道 今に残せし 宿場町
全国に誇る重要的建造物群保存地区にも指定された、古き良きまちなみが残る福住街道が歌われています。
ゆかりのまち賞 前川 鈴代さん
深き緑の 高城山を あおぐ木蔭の 乙女塚
八上城落城の時に、波多野家の女性や子どもたちが味間方面へ逃げる際、燃え上がる八上城を振り返ったところを乙女塚といい、野中の田んぼの中に今もその跡が残っています。歴史を語る乙女塚がうまく歌い込まれています。
こども・若者賞 木下 友貴さん
デカンショ デカンショと やぐらの元で 踊り明かした 夏休み
若者らしく、元気にデカンショを踊り明かす様子が目に浮かびます。今年も元気に踊り明かしてくれるそうです。
今年受賞された歌詞は、デカンショ祭の当日、デカンショ節保存会の皆様により櫓で演奏されます。ぜひ、デカンショ祭に参加していただき、受賞された歌詞を楽しみにお聞きください。
更新日:2020年03月24日