当事者の目線で(市長日記H29.8.21)

更新日:2020年03月24日

 篠山市藤岡口在住で、関西学院大学在学中の西井 拓海さんが、参議院70周年記念論文で優秀賞に選ばれ、市役所へ報告に来ていただきました。
 今回の記念論文は、全国から7,074通の応募があり、西井さんは、その中から12名の優秀賞に選ばれました。

 西井さんは、生まれつき脳性マヒで、車いすの生活を送っておられます。篠山養護学校から篠山中学校、その後、寮で自立した生活を送るため和田山特別支援学校に進み、今年の4月から関西学院大学に進学されました。
 日ごろから、自分の考えをまとめる訓練をしていて、1日500字の論文を継続的に書かれているそうです。

 論文のテーマは、「私が国会議員になったら実現したいこと―私たちが望む未来―」。
 西井さんは、車いすで生活している視点から社会課題を挙げ、“障がい者の当事者目線”を政策に取り入れる大切さを訴えておられます。

 現在、大学の総合政策学部で地域づくりなどの勉強をされています。
 将来は、どんな人になりたいですか?という質問に対して、「人の役に立ちたいです!」と力強く語っていました。
 とても頼もしく、心強く感じました。
 ぜひ、篠山市のまちづくりを担っていただきたいです。

関西学院大学在学中の西井 拓海さんが席に座っている写真
西井 拓海さんの隣に女性が座り、市長たちと和やかにお話ししている写真
西井 拓海さんが持っている賞状をその両端で女性と市長が一緒に支えている写真