市名変更反対(市長日記H29.9.7)

更新日:2020年03月24日

9月5日「丹波篠山市」への市名変更に反対する立場からの要望等の提出を受けました
代表は西岡屋の梶原 周逸さんで、他に7人お越しになりました。
即刻、市名変更問題を撤回すべしというものです。
梶原さんのご労苦に対し、心から敬意を表し、反対の立場の方を含め市民の声を大切に進めていきたいと考えています。
内容については、この会に参加された方の多くのご意見が列挙されています。
「商工会など各団体の市名変更の要望は、トップだけで決めたもので、構成員の意見は反映されていない」
「市長や小西県議は、中立を守るべきであるのに賛成しているのは違法ではないか。」
「(市長に対し)篠山市となってどんな努力をしたのか、努力不足だ。」
「(市長に対し)お金を使う優先順位が違う。」
「(小西県議に対し)市名を変えなければ丹波篠山ブランドが使えなくなるなど、ウソの表現ではないか、誤った表記などで不安をあおっている。」
などとされています。

市名そのものについては、
「変更の必要性を感じない。」
「丹波篠山はブランド名で使うことで良い。市名にする必要なし。」
「6000万円も1億円も使うなら、工場や企業誘致をしてほしい。また、福祉施設が必要だ。」
などとされています。

先ず、私は個人的には「丹波篠山市」へ市名変更をすることでブランドを確かなものとし、未来によいまちづくりをすべきだとの意を強くしています。
かと言って、反対の意見は積極的に受け付け慎重に検討します。
そして、市長として市名変更を決断し、これを市議会に上程するには、反対意見を検討してもなお変更すべきだと確信でき、しかも多くの市民が賛同理解されていることが必要だと考えています。

「説明が足りない」と言われるのはその通りです。
議論は始まったばかりなのです。
広報紙6月号に要望団体の声を載せ、6月から8月にかけてふるさと一番会議で今の状況を説明しましたが、それで説明を尽くしたとか、市民理解が得られたとは全く思ってもいません。
一定の理解は得つつありますが、市内20地区をまわっても、出席していただいた方はのべ1010人にすぎません。
今後、論点を整理し、更にどのようにすれば良いのか公開討論会、市名変更に絞っての意見交換会、アンケートや意見募集などを私なりに思案しています。
そして、「丹波篠山」ブランドを市名にすることで、観光、農業、定住、まちづくりなど、どのような効果があるのか、それがどのように市民生活の向上に結びつくのか、調査をはじめています。
調査費用がかかるため、ちゅうちょしていたのですが、「ふるさと一番会議」でも、そのようなご意見をよくお伺いしたことから、次の議論のために是非必要だと判断しました。

反対の立場の方が「市長はふるさと一番会議で反対の意見を受け付けない」とされたことは、余りに心外です。
また、小西県議は篠山市を代表する議員として、市名問題について、一生懸命調査、勉強をされています。
批判だけではなく、是非賛成・反対の純粋な議論を望みます。
なお、反対の立場の方のご要望は、市名変更反対の理由に加え、市長、小西県議、要望団体へのご意見が多くありますので、これに対するそれぞれからの説明と合わせ、お示しできるようにいたします。

西岡屋の梶原 周逸さんが市長へ要望等の提出をしている写真
後ろにカメラマンがいて、市長と話をしている西岡屋の梶原 周逸さんと他数名が参加している写真