ちるみゅーに「河合隼雄の子ども部屋」(市長日記H29.9.28)

更新日:2020年03月24日

 篠山チルドレンズミュージアム(ちるみゅー)に「河合隼雄の子ども部屋」がオープンしました。
 河合 隼雄(かわい はやお)さんは、篠山市生まれ、京大名誉教授、日本におけるユング心理学の研究を確立し、「心」の領域の研究の第一人者として活躍され、文化庁長官も務められました。平成19年にご逝去。

 ちるみゅーは平成13年に開館しましたが、この河合先生にちるみゅーの名誉館長も務めていただいていたのです。
 子ども部屋には、河合 隼雄のことば(時代を超えて心にしみる言葉の数々)、紙芝居「泣き虫ハァちゃん」(はやお少年の篠山での暮らし)河合隼雄テレビ(映像で出会えるありし日の河合隼雄)、箱庭療法(河合 隼雄がスイスから持ち帰った心理療法)などがぎっしりつまっています。
 オープンの日には、ご子息で京都大学の河合 俊雄先生、兄の篠山市在住の河合 雅雄先生にもお越しいただきました。

 このちるみゅーは、篠山市の厳しい財政事情から、一時休館したこともあり、平成20年以降、できるだけ経費のかからない運営方法を見出すこととしていますが、平成25年から、運営していただいている株式会社ドリームアウェイの吉田代表、垣内館長には、大変意欲的な取り組みをしていただいていることに、いつも心から感謝しています。
 今年の7月には、「ちるみゅー城」(子どもたちが木の部屋でいろいろ遊べます)、また人形劇団クラルテ、地域の学童保育にも取り組んでいただいています。
 益々みんなで盛り上げたいと願っています。

 最後に河合 隼雄の名言をあなたに捧げます。
「思い通りにならないことこそ、本当におもしろいことだ、と思っているんです。」

スーツを着た男性二人がガラスケースに入った小さな馬や人、家などがあるジオラマを眺めている写真

 左が長男の河合 俊雄さん、右が兄の河合 雅雄さん

ジオラマを囲んで9名の男女と市長が並んでいる集合写真