放置空き家を除却します(市長日記H30.1.18)

更新日:2020年03月24日

 所有者不明のまま放置され、周辺環境を悪化させている2件の空き家について、「空家等対策の推進に関する特別措置法」に基づく略式代執行により除却することとしました。

 1月25日に、福住地区にある空き家の解体・撤去に着手します。
 この空き家は、屋根瓦が道路に崩落するなど、老朽化が進み危険な状況です。

 翌26日には、後川地区にある空き家の除却に着手します。こちらの空き家は、積雪などによって大半が倒壊しており、その廃材等が飛散したり、腐朽により周辺の衛生環境を阻害しています。

 いずれも市が管理すべき物件ではありませんが、地域に危険がおよぶおそれがあるため、今回篠山市として初めて撤去することとしました。
 撤去費用は合計で約500万円を要します。

 市内には500棟以上の空き家があると考えられますが、活用しようとされているのは約1割~2割にすぎません。
 将来、帰るかも知れない、仏様がおられるなどの理由で大切に置いておかれても、その大切に思う方が亡くなられると潰れていくだけで、そのうち誰の所有かも判らなくなって迷惑だけをかけてしまいます。
 ですから大切なことは、住まないのなら早く売ったり貸したり、活用することです。
 来年度は空き家活用に特に力を入れます。

老朽化で屋根瓦が波打っている空き家の前に工事用三角コーンなどが置かれている写真

福住地区の空き家

老朽化で傾いた空き家と錆のついた廃材が散乱している写真

後川地区の空き家