篠山層群から、またも歴史的発見(市長日記H30.2.6)

更新日:2020年03月24日

 篠山市大山下にある1億1000万年前の白亜紀前期の篠山層群大山下層から、草食恐竜「角竜類(つのりゅうるい)」の3体の化石が発見され、大きなニュースとなりました。
 トリケラトプスにつながる「ネオケラトプス類」の原始的な仲間とみられるそうです。

 角竜類…有名なトリケラトプスなどを含む草食恐竜の仲間で、上あごの先端にくちばし状の骨があるのが特徴。この口で、効率よく植物を食べていたとみられる。東アジアで生息し、北米に渡ったと考えられている。初期の原始的な角竜類の多くは、角がないが、進化していく中で、次第に発達していった。2007年に篠山市宮田にある地層から国内で初めて角竜類のあごの化石3点が見つかり、2009年に発表された。

 これは篠山市大山下で工事が進む川代1号トンネルを掘削した際の岩石から発見されたもの。
 このトンネルの岩石からは、角竜類のほかにも、ワニの歯、竜脚類の歯、卵殻片、貝の化石が見つかっています。
 篠山層群は専門家の先生から「宝の山」とか「金脈」とか言われており。まだまだ続くと言われています。
 篠山市では、丹波市の「丹波竜」のように派手なPRはしていませんが、これからも息長く化石を生かす取り組みを進めたいと願っています。

篠山市大山下にある1憶1000万年前の草食恐竜の化石の写真

角竜類(約1メートル)の復元模型

大山小学校の生徒たちがトンネルの前で記念撮影

大山小学校 川代トンネル見学の時の様子(昨年11月24日)

施工工事をしている写真

トンネル工事の様子