昨年12月6日の市長日記を訂正します。(市長日記H30.2.26)

更新日:2020年03月24日

 昨日の神戸新聞で、「産地表示見解にずれ」「『丹波篠山産』は使用禁止なのか」との見出しで、兵庫県は「違法ではないが誤解回避を」篠山市は「事実上使えないと市長公言」と報じていただきました。

 私の、12月6日の市長日記を見ていただいたら判るように、
『丹波農林振興事務所の松岡所長さんから説明を受けました。
表面でも裏面でも「丹波篠山産」は差し控えるよう啓発指導しているとのことです。理由は「丹波篠山」が篠山市を指すのか、丹波市と篠山市を指すのか(あるいは京都も含めた地域を指すのか)が曖昧になってきているためだとされています。』
 と記載していることに間違いはなく、これが「啓発指導」であると明示しています。
 ただし、市長日記の表題の「産地表示で『丹波篠山産』はダメ」というのは、法的にもダメと誤解されてはいけませんので、「産地表示で『丹波篠山産』は差し控えるよう指導」と訂正します。
 市の広報紙では、
『産地表示で「丹波篠山産」は使えなくなってきています。農産物や加工食品の産地、原材料生産地の表示について、表面でも裏面でも「丹波篠山産」は差し控えるよう啓発指導しています。』と記載しており、これも間違いありません。

 そもそも、昨年12月6日の松岡所長の説明は、産地表示をめぐって解釈が分かれたりしていたために、篠山市役所の毎月一回の新聞記者発表の席にお越しをいただいて、直接説明していただいたものです。
 それを各社の新聞記事にしていただいたほか、市の広報紙や市長日記に載せましたが、日記のタイトルを除いて、中味に間違いはありません。

 この産地表示については、これが法的に使用できるかどうかを追求することが大切なのではなく、それほどに「丹波篠山」が何を指すのか曖昧になってきていることを問題としているのです。
 しかもこれが、あと5年、10年経って、「丹波篠山」がもっと曖昧になれば、法的にも使用できなくなる可能性があると心配します。

 もうひとつ、新聞の小見出しに「市名を変えても解決しない」とありますが、もちろん、それだけですべてが解決できないという意味であれば、そのとおりです。

 しかし、「丹波篠山市」となれば、「丹波篠山市産」「丹波篠山産」としても指導を受けることはないはずだと考えられます。
 「丹波篠山」の名称やブランドを守れるというのが、市名変更を求める市民の皆さんの意見です。