ヒーローはオオサンショウウオ(市長日記H30.3.7)

更新日:2020年03月24日

 城東小学校のヒーローが誕生しました。
 国の天然記念物で、後川地区の羽束川に生息する「オオサンショウウオ」です。
 篠山市では、各小学校でヒーローをつくろうと呼びかけています。ヒーローは、その地区を代表する生きものや草花などで、これを大切にすることで、豊かな心やふるさとを愛する心を育もうとするものです。
 私の子どもの頃は、毎日のように魚採り、虫採りをして遊んだものです。しかし、今では川などもコンクリートで固められ、そんな姿はほとんど見かけなくなりました。
 篠山市では、少しでも豊かな農村環境を取り戻そうと、「ふるさとの川づくり」「ふるさとの森づくり」などを進めています。
 特に、純粋な心の子どもが、自然とふれあい、これを未来につなごうとするものです。
 城東小学校の子ども達は、自分たちが考えた寸劇などで「地域の川をオオサンショウウオがすめるきれいな川に」と訴えました。
 劇は、児童たちがごみに絡まったオオサンショウウオを助けたことからオオサンショウウオのすむ世界を案内してもらう内容。案内されながら、流れに淵や瀬がある-隠れ家がある-餌になる小魚がいる-夏の水温が高すぎない-といった生息条件を学びました。
 そして、「地域の宝物を大切に後世に伝えていく」と、決意を述べました。

オオサンショウウオの寸劇をしている子供たちの写真
石に張り付いているオオサンショウウオの写真