元大山村村長西尾さんの言葉(市長日記H30.5.1)

更新日:2020年03月24日

 5月1日、市議長の臨時会が開かれ、2年任期を迎えられた渡辺議長が退任、新しく森本 富夫議員が議長に選任されました。

 渡辺議長は、次の通りあいさつされました。
『地方議会のモデルとなるような議会づくりを心がけてきました。
唯一心残りなのは、引継ぎとなってしまった「市名変更問題」です。
大事な問題なので十分な議論を望みますが、家族が少し大きくなったくらいの小さなまちの問題です。昨年の6月に出した議長メッセージの通り、この市名変更の検討が、他者を批判したり中傷したりすることがなく、皆でこのまちの将来について考える機会となりよりよいまちづくり結びつくことを願います。
最後に、この議場にいらっしゃる皆さんに、私がまちづくりで常に心に留めていることを元大山村村長西尾 精一さんの言葉をお借りしてお伝えさせていただきます。
「私たちの大山村では、昔から、村の代表者の人々に対し、人々は心からの信頼を寄せたものでした。そして、それらの責任者たちは、また「我」を忘れ「家」を忘れて、誠意をもって村の発展に尽くしたのでした。昔からそういう美しい円満な村でした。
ここに生まれてここに育ち、又、縁あってここに来てこの村に溶け込んだ人々、共々に老い、共々に去って行った幾万の人々、それらの人々はみな一人の例外もなく、他の人の持っていない尊いものをその身に一つずつ持っていたのでした。それはすぐれた才能か、たゆまぬ勤勉か、温かい人情か、その他いろいろのものを持っていました。
そしてそれを人知れず家に対し、村に対し、出会う人に対し、小さくても例えばろうそくの灯のように照らしたのでした。皆自分の一番すぐれた尊い光をもって、それぞれ村の一隅を照らしたのです。
そしてこんな美しい村ができたのです。」』

 渡辺議長には、これからも議会のリーダーとして更なるご活躍をお祈りします。
 そして森本(新)議長は、議員活動のみならず、黒豆づくりから、コーラスまで幅広い活躍ぶりで皆から愛され、地域の方もさぞ喜ばれることと思います。
 どうか益々のご活躍をお願いします。

市議長の臨時会で議員たちが席に座っている写真