農水省が獣害対策大臣賞の篠山市を視察(市長日記H30.5.31)

更新日:2020年03月24日

 農林水産省農村振興局農村環境課の皆さんが、近畿農政局、兵庫県鳥獣対策課とともに、2017年度鳥獣被害対策で農林水産大臣賞を受けた、篠山市の現地を視察されました。
 農水省の宇井課長補佐は、「商店街を散策中に建物の上にイノシシが乗っているのを見て、さすがボタン鍋の本場ですね。」「ジビエを推進する国としてはとても感心しました。」と、おっしゃっていました。

 この篠山市の取組みを説明した後、意見交換をしました。
 宇井課長補佐は、「対策で苦労なさったことは」とたずねられ、「行政機関が連携し、しっかりとした科学的根拠を元に、被害に遭われている方たちと、丁寧に辛抱強く、対峙してしっかり取り組んだ結果です。」「ただし、時間はかかりました」と答えました。
 また、「シカなどのジビエの有効利用は」には「有害鳥獣駆除では、シカは捕獲した内の約半数、イノシシはほとんど」と応えると、一様に驚きの表情が。
 「全国的には有効利用は1割程度。さすがボタン鍋の本場ですね」と感心されていました。

 その後、サル用電気柵の現場を視察され、電気柵の張り方や管理方法などを説明しました。
 またこの日たまたま捕獲できたサルもご覧になり、篠山市が取り組む個体数管理の実態にも関心を寄せられていました。

会議中にスクリーンの前で説明をしている男性職員と説明を聞いている人々の写真
田んぼに設置されているサル用電気柵の現場を視察者へ説明している写真