篠山鳳鳴高で講義(市長日記H30.7.12)

更新日:2020年03月24日

 篠山鳳鳴高でお話してきました。
 同級生の小畠さんもお手伝いしていただきました。
 小畠さんは、高校卒業後オーストラリアなどで料理を学び、篠山でフランス料理店をオープン。今は市会議員として農を大切にした取り組みに頑張っています。
 私が高校時代、テニス界のプリンスであったこと、小畠さんが、部員不足、地区大会一回戦敗退という厳しさを乗りこえて、今や全国に名をはす軟式野球部の礎(いしずえ)を築いた事、からはじまりました。
 私達の頃は、大阪まで2時間半かかり、観光に来る人もなく「向都離村」(都に向って村を離れる)の考えそのまま、高校を出たらふるさとを離れるように考えていました。

 しかし、この40年間で、篠山市の姿も大きく変わりました。
 高速道路の開通、JRの複線電化、そのうえで自然や文化、人を大切にする丹波の森構想のもと、ふるさとの良さを大切にするまちづくりをすすめてきました。
 篠山市になってからは特に、農都、美しいまち、景観、自然、文化など魅力を生かす施策をとっています。
 そのため、日本遺産、景観モデル都市など、全国的にも注目を集めるようになりました。
 今、市外から若い人達が篠山市の魅力を感じ、神戸大学農学部、地域おこし協力隊、篠山口駅イノラボなど、「青年は丹波篠山を目指している」のです。

 私たち同級生も定年の年となりました。
 約3分の1は地元にいます。
 先生、医師、薬剤師、商店街、農業など様々に活躍しています。
 音楽家や上方講談師になった者もいます。
 市外にいる者もふるさとのことを気遣っています。
 この魅力ある篠山市を更に盛り上げ、担っていくのは若い皆さんです。
 篠山市でいろんな夢も実現できると思います。

 事前に質問のあった「市の財政」「市名変更」についても触れました。
 「賛成・反対と対立し、市民は一つですか」と問われ、「できるだけ一つになるよう努力する」と答えました。

スクリーンに昔の軟式野球部が映し出されそれを生徒たちが見ている写真
市長がスクリーンに映し出された篠山市の魅力を生かすまちづくりを説明している写真