京口排水ポンプ完成(市長日記H30.7.9)

更新日:2020年03月24日

 全国的に大雨による大きな被害が出ました。

 篠山市でも一昨日(7月7日・土曜日)の午前7時30分に大雨による特別警報が出されました。

 これは、初めてのことです。

 そこで、市内の全世帯に「避難勧告」を出し、64個所の避難所を開設しました。

 幸い大きな被害は出ませんでした。

 ケガをされた方が一人、床下浸水6棟(調査中です)、あと山林の土砂崩れ、道路の通行止め、農家へのいくらかの被害があるようです。

 市内で一番浸水の危険のある所が八上の糯ケ坪地区です。ここは、平成25年の台風の時に、20棟の床上・床下浸水の被害がありました。

 八上地区一帯から水が集まり、これを篠山川へ排出しようにも、篠山川の水位が高ければ、排出できなくなるためです。

 そこで、地域の皆さんの声を受けて、検討をすすめ、下水道事業による排水ポンプを設置することとしたのです。

 平成28年度実施設計、平成29年9月工事着手しました。

 総事業費は、3億9千万円で、ポンプは、急激な水位上昇にも対応可能な全速全水位型横軸水中ポンプを採用し、時間雨量50ミリを想定したもので、2台運転での排除量は、1分間に約120立方メートルの能力があります。

 7月8日(日曜日)に、この竣工式をしたのですが、実は7月5日から運転をはじめ、おかげで浸水の被害はありませんでした。

 これで、少しはご安心いただけると思います。

 地域の皆さんをはじめ、これから大雨のたび大変な活躍をいただいている消防団、建設業組合、ありがとうございます。

 工事を担当された株式会社石垣におかれましては、これを全国モデルにと力を入れていただきました。

テントの中で市長が挨拶しているのを聞いている人々の写真
排水ポンプの設備を傘をさして見学している人々の写真
排水ポンプの写真
川の水かさが増している写真