農林水産大臣賞は篠山市の酒井一行さん(味間奥)(市長日記H30.9.3)

更新日:2020年03月24日

 兵庫県茶業振興協会会員の皆さんが篠山市に集まられ、兵庫県茶業振興大会が開催されました。
 59回を重ねる兵庫県茶品評会表彰式では、荒茶部門では45点が出品、販売茶部門では7点が出品されました。
 審査員の方からは、「篠山市からは毎年上位入賞者が多数出ており、産地として生産者技術の高さがうかがえます」と高く評価していただきました。
 丹波篠山茶生産組合では、「美しい茶園風景を守る」をテーマに、未来に茶園を守ってゆくために、茶園管理や茶工場の生産ラインなどについて、検討をされています。

 「日本書紀」「類聚国史」によれば我が国のお茶の記録は、850年(応仁6年)4月嵯峨天皇が近江国滋賀韓崎の梵釈寺に行幸した時、崇福寺大僧都永忠が茶を煎じて献上したのが最初。
 平安初期には畿内を中心に丹波でも茶の生産が行われていたとされています。茶の栽培が一般化するのは鎌倉時代、京を中心に栽培園が広まり、喫茶が一般化されたのは室町時代です。
 江戸時代には篠山藩の特産物として大阪へ出荷して藩の収入の多くを占め、大阪の市場で流通するお茶の半分が篠山藩産だったと言われています。
 丹波茶は祖先の技法とその伝統を受け継ぎ、兵庫県の代表的産物として各地に出荷され、現在も県下の70%を占めています。
 「丹波篠山茶」が益々発展しますように。

篠山市内で受賞されたみなさん

荒茶部門

酒井 一行さんが胸に赤い胸章を付けており、賞状を読まれ表彰されている様子の写真

農林水産大臣賞 酒井 一行さん(味間奥)

株式会社諏訪園の代表の女性が腰に赤い胸章を付けており、賞状を読まれ表彰されている様子の写真

近畿農政局長賞 株式会社諏訪園(味間奥)

柳澤 廣明さんが胸に赤い胸章を付けており、賞状を読まれ表彰されている様子の写真

一般社団法人兵庫県農業会議会長賞 柳澤 廣明さん(味間北)

安井 雅彦さんが胸に赤い胸章を付けており、賞状を読まれ表彰されている様子の写真

兵庫県茶業振興協会長賞 安井 雅彦さん(味間奥)

  •  地域優良賞 田中 吉一さん

販売茶部門

酒井 八重子さんが胸に赤い胸章を付けており、賞状を読まれ表彰されている様子の写真

日本茶インストラクター協会兵庫県支部長賞 酒井 八重子さん(味間奥)

丹波篠山茶生産組合の代表の男性が胸に赤い胸章を付けており、賞状を読まれ表彰されている様子の写真

兵庫県茶業振興協会長賞 丹波篠山茶生産組合 

舞台上に「兵庫県茶業進興大会」の横断幕が掛けられており、ひまわりやピンクの壇上花が飾られ、市長が演台の前で話をしている様子の写真
兵庫県茶業振興大会の参加者が席に着いており、机の上に広げられた資料に目を通している様子の写真