熱投 中森俊介投手(市長日記H31.4.4)

更新日:2020年03月24日

 春の甲子園野球が終わりました。残念ながら、篠山市から地元の高校はこれまで一度も甲子園に行ったことがありません。

しかしこの春、篠山市民は大いに盛り上がりました。

篠山東中学校から明石商業に進んだ中森 俊介君が甲子園の大舞台で大活躍してくれました。

以下、神戸新聞NEXTの記事を引用します。

 「準決勝に臨む明石商。進撃を支えるチームの大黒柱、中森 俊介投手(2年)は兵庫県篠山市で生まれ育った。故郷は少子化が進み、母校の小学校は閉校。小学生の時に野球を始めた少年野球チームも合併する中、甲子園で活躍する中森投手が地元を盛り上げている。「田舎出身でも全国でやれることを証明したい」。郷土の期待を背負い、マウンドに上がっている。

 中森投手は最速147キロの球速を誇る本格派右腕。2年生ながら背番号1をつけ、今大会は1回戦で10三振を奪って1失点完投。準々決勝では強打を誇る前年準優勝校の智弁和歌山を3失点に封じた。打っても2回戦で本塁打を放った。

 小学2年で篠山市の「多紀野球少年団」で白球を握った。4年時には三塁手として2学年上の試合に飛び級で出場するほどの実力だったが、チームは部員が少なく、6年の時には隣の校区のチームと一つになった。卒業した福住小学校も児童減少のため、2016年春、近隣の小学校と統合された。

 少子化の波に押される人口約4万人のまちで、中森投手の存在は明るい話題だ。出身の少年野球チームの子どもたちが甲子園に駆けつけ、友人や恩師も声援を送る。篠山東中軟式野球部時代の監督、松田 淳二さん(47)は「市外の硬式チームから誘いもあったと思うが、地元の先輩や同級生と『一緒に野球をする』という気持ちがあった。おとこ気のある子」と話す。

 甲子園出場を目指し、中学卒業後は明石商に進学したが、今も祖母がつくる黒豆が好物で、帰省時には必ず母校の中学校を訪れて体を動かす。中森投手は「いつかプロで一流選手になって『地元の星』になる」と誓う。(尾藤 央一)」

この中森君が地元の高校にいてくれたらと思うと複雑ですが、市民あげて応援しています!

中森投手と地元の少年野球チーム12人がピースをしたり笑顔でならんでうつている写真

中森選手と、篠山東野球少年団の小学6年生・篠山東中学校の中学1年生、中森選手の同級生(3月時点)の皆さん