このホテルの景観をどう見るかなのです(市長日記R1.6.20)

更新日:2020年03月24日

河原町通りの入り口に位置するところに、ホテルルートインの計画があります。現在の計画によるパースをご覧ください。

ホテルルートインの完成イメージ図

建物は3階建て、和風、2つの分棟に近いもので、これまでから地元の自治会やまちなみ保存会の要望にも配慮されてきました。

ところがこれに対し、古民家改修ホテルニッポニアなどで全国的に活躍されている金野さんを中心に異論が出されています。

これは丹波篠山市土地利用計画で建築面積1,000平方メートル以上の施設は原則として認めない区域となっているからです。ただし、「当該開発行為等が市民生活の安定、産業の発展、振興などに資するもので周辺環境への配慮や地域住民の意向などをふまえ、市長がまちづくり審議会の意見を聴いた上で、農都丹波篠山の美しい空間形成につながるものは、個別に判断する」となっています。

先日のまちづくり審議会では、景観を専門とされる大学の先生はおおむね「ボリューム感が大きすぎる」など否定的な考えが示され、市民の方からは「ホテルは必要で、これくらいなら」と肯定的な考えでした。

先日、金野さんの会合に講師でお越し頂いた西村 幸夫先生は景観の分野で日本の第一人者ですが、一言で言うと「ここにホテルは必要というのは理解できる。ただ、丹波篠山ならもっと工夫をしたらどうか」ということでした。

そこで、もっとどのように工夫できるのか、更に検討していきたいと考えます。