「前向きの人の地域」と「愚痴の人の地域」 (市長日記R1.8.2)

更新日:2020年03月24日

 7月26日、小田切徳美先生(明治大学)、中塚雅也先生(神戸大学)等を招き、全国地域リーダーの塾生と市の定住促進推進員の研修会を開きました。

小田切先生のお話の主な内容は次のとおりです。

「若い人に田園回帰の流れが出ている。特に女性は農山漁村での子育て志向が高い。選ばれる土地は「海士町」「美波町」など名の通っている市町が多い。こんな所に仕事がないと思えても、若者は起業や継業(古い仕事を新しく継ぐこと)など、仕事をつくる動きがある。

 IターンがUターンを刺激し、孫ターンもある。

新しく「関係人口」が言われ出した。定住人口でも交流人口でもない、地域に関わってくれる人、何らかの形でその地域を応援してくれる人たちを言う。

特産物を購入する―ふるさと納税―訪問―ボランティアなどを経て定住に結びついていく。

良い地域づくりをすれば田園回帰や関係人口が活性化し、更に良い地域づくりができていく。

「前向きな人が多い地域」と「愚痴の人が多い地域」では大きな違いができてくる。」

これからも地方を応援する学識者の良きリーダーとして益々ご活躍ください。