美郷(みさと)町へ(市長日記R1.9.24)

更新日:2022年01月12日

先日、島根県美郷町へ行ってきました。
丹波篠山市から車で5時間、中国自動車道三次(みよし)インターから北へ1時間、石見銀山の近くです。
山あいの町で、人口約5,000人、鳥獣対策の先進地として知られ、今年12月から丹波篠山市との間で、鳥獣対策の連携をはかる協定を計画中です。


主役は農家のお母さんたち、イノシシ用の柵や、サルの侵入を防ぐネットにも工夫を凝らし、青空サロンと名付けて、鳥獣被害に強い畑づくりに取り組み、収穫した野菜を共同で販売しています。
また、捕獲したイノシシ肉を缶詰に加工し、ブランド化して全国に販売しています。
町内に高校は無く、総合病院も無く、鉄道(JR)も昨年廃線になったとのことでした。
そこで、何を生かすかを考えられ、日本の鳥獣害研究をリードしてきたことを生かそうと取り組まれています。
鳥獣害に関連した情報、人脈、自然にひかれて企業の集まってくる環境づくりを大切にされ「美郷バレー」を目指されているのです。

嘉戸(かど)町長は「捨てるものは何もない、前を向くだけだ」と頑張っておられました。

美郷町の副町長と嘉戸町長と丹波篠山市長と職員が壁の前で並んで立っている写真

▲左から美郷町の副町長・嘉戸町長

青空サロン市場と書かれた看板と木造の建物のなかに木の椅子と机がおいてある写真

ホワイトボードに書かれた文章について男性二名が説明をしている様子の写真

畳の部屋で職員と女性数名が座って話をしている写真