美郷(みさと)町へ(市長日記R1.9.24)
先日、島根県美郷町へ行ってきました。
丹波篠山市から車で5時間、中国自動車道三次(みよし)インターから北へ1時間、石見銀山の近くです。
山あいの町で、人口約5,000人、鳥獣対策の先進地として知られ、今年12月から丹波篠山市との間で、鳥獣対策の連携をはかる協定を計画中です。
主役は農家のお母さんたち、イノシシ用の柵や、サルの侵入を防ぐネットにも工夫を凝らし、青空サロンと名付けて、鳥獣被害に強い畑づくりに取り組み、収穫した野菜を共同で販売しています。
また、捕獲したイノシシ肉を缶詰に加工し、ブランド化して全国に販売しています。
町内に高校は無く、総合病院も無く、鉄道(JR)も昨年廃線になったとのことでした。
そこで、何を生かすかを考えられ、日本の鳥獣害研究をリードしてきたことを生かそうと取り組まれています。
鳥獣害に関連した情報、人脈、自然にひかれて企業の集まってくる環境づくりを大切にされ「美郷バレー」を目指されているのです。
嘉戸(かど)町長は「捨てるものは何もない、前を向くだけだ」と頑張っておられました。
▲左から美郷町の副町長・嘉戸町長
更新日:2022年01月12日