市の鳥に「ツバメ」「カワセミ」(市長日記R3.1.15)

更新日:2021年01月15日

令和3年1月15日

丹波篠山市の鳥に「ツバメ」「カワセミ」を選びました。選定委員会で協議したもので、市議会の承認で正式に決定します。

市の木は・・・サクラ。市の花は・・・ササユリ。

ところが鳥はなかったので選ぶことになりました。

 

10月23日から12月21日までの間に、丹波篠山市にふさわしい鳥を尋ねる市民アンケートをしました。一般の部で一位はツバメ、二位はカワセミ。小学生・中学生では一位ウグイス、二位がツバメとカワセミがほぼ同数。全体では一位ツバメ、二位カワセミでした。また、平成27年から令和2年までの小学6年生への守りたい生きものアンケートでは、カワセミかツバメが一位と二位を占めていました。

 

これらを参考にしながら、

1.身近に感じられるか

2.幸せや喜びを与えてくれるか

3.丹波篠山らしさや市の施策に合致するか

などの点から協議しました。

 

第二回目の会議では、「ツバメ」「カワセミ」「ウグイス」「サギ」にまでしぼり、第三回目の会議で、いよいよアンケートの結果を参考に協議しました。他市では複数選んでいる所もあるので、その方向としました。

 

まず選ばれたのが「ツバメ」です。古くから人々の生活に密着して愛着がある、農都にふさわしい、巣作りや子育ての姿は小さな命を大切にしたり、子育ていちばんにつながる、春に必ず帰ってくるので「住もう帰ろう」に通じる、巣が作られると幸せや豊作につながる・・・など、ほとんどの委員から選ばれました。

次に「カワセミ」です。美しい姿は幸せや喜びを与えてくれる、清流に住むイメージで源流のまちにふさわしい、カワセミは護岸の土の堤防に巣を掘って作るためふるさとの川づくりの事業に通じる、子どもたちに人気・・・などの理由です。

 

「ウグイス」も人気でしたが、鳴き声は知っていても姿がよく分からない、すでに多くの自治体が選んでいることから「カワセミ」には及びませんでした。

 

なお、「サギ」も田園風景になじみ、自然と共生するイメージにふさわしいなど、人気も比較的高かったのですが、コロニーなどで迷惑に感じる人もあり選ばれませんでした。

 

市の鳥として正式に決まりましたら、広くお知らせし、市の施策などとともにアピールしていきたいと思います。

親ツバメがひなに餌をあげている。ひなは口を大きく開けて待っている。
木の枝にカワセミがとまっている。きれいな青色の羽が見えている。