「丹波の森」構想は地方創生の先駆け(市長日記R3.1.25)

更新日:2021年01月25日

令和3年1月25日

人と自然と文化が共生する地域づくりをめざす丹波の森構想・・・

もう30年がたつのですが、これをもとに市の景観、土地利用、農都、ふるさとの川や森づくり、生物多様性などの取りくみを進めています。

このほど中瀬勲さん(兵庫県立人と自然の博物館館長)がみどりの学術賞を受賞されましたが、特に丹波の森づくりへのご功績が認められたものです。

受賞理由の中で、国から「全国における多自然居住地域創生の先駆けとなった丹波の森構想の策定」と高く評価していただいています。

30年前といえば、「都市化」をめざす考え方がありました。田んぼや山をつぶして何かできると、これが「発展」と見られていた人もあります。

しかし、その頃から既に丹波の森構想により、丹波らしさを求めていたのです。

中瀬先生のお話では、国連のSDGsの考え方も自然環境や生物多様性が成り立ってこそ、経済活動があるとの考え方で、丹波の森の考え方に通じるものだということです。

もう一度、「丹波の森」構想を見つめ直していきたいと思います。

みどりの学術賞を受賞された中瀬先生を囲んで記念撮影。中瀬先生は花束を手にしている。

(前列左から2番目:中瀬勲先生)

中瀬先生がスクリーンを使って講演をされている。