日本農業遺産シンポジウム(市長日記R3.10.4)

更新日:2021年10月04日

令和3年10月4日

本年2月に認定を受けた「日本農業遺産」に、今一度思いをいたし、将来につなげるためのシンポジウムを開催しました。

小谷あゆみさん(農業ジャーナリスト、世界農業遺産等専門家会議委員)に記念講演をお願いし、山本博一さん(黒豆マイスター)などとパネルトークをしました。

 

小谷さんのお話

『大学は文学部卒、石川テレビのアナウンサーとして勤めたが、取材の中で、自然と共生する農業、棚田など農村の美しさに魅せられた。

農体験、農泊、ツーリズムなどで農を高めたい。自然を破壊しない美しい農の営みのためには、大規模だけでない、家族的農業、自給的農業が大切になる。

農業遺産は「生きた遺産」で、丹波黒大豆は生産面積が増え続けていることが、特に素晴らしい。

「農都」とは食を含めた健康を提案するまちとすればどうか。

都会が生きにくい、丹波篠山のような地方こそ誇りをもって元気に生きられる。』

 

清野さん(神戸大学准教授)のお話

『農家以外の人も黒豆オーナーになって手伝っていただくなど力が必要。』

 

山本博一さん(黒豆農家)のお話

『私は82歳になるが、今もこのように大変元気に黒豆を作っている。黒豆は栄養価も高いので、黒豆を食べてみんな長生きするまちにしてRRすれば良い。』

マイクを持った女性が椅子に座って話している

▲小谷さん

スライドを使って女性が説明している
マイクと資料を持った男性が話している

▲山本博一さん

スライドの前にパネラーが座って話されている
市長と女性が日本農業遺産のパネルを持っている