祝!!丹波黒大豆 日本農業遺産のこれから(市長日記R3.2.26)
令和3年2月26日
日本農業遺産は、単に「高品質で日本一美味しい丹波黒」が選ばれたのではなく、「黒大豆栽培を通して守られてきた地域(農村)の姿、その仕組み、農村景観、生物多様性など」です。
昨年12月の現地調査では、市内各地で様々な生産者、市民の皆さんの姿を見ていただきました。
野々垣生産組合の集落営農、城東小学校での黒大豆の学習、曽地の木製の水路、里山工房くもべの黒大豆の料理による都市との交流、JAの圃場での優良種子生産、川北での高うね栽培、灰小屋での実演(川北新田)、小田垣商店での手選りなどです。
市役所での総括では、私から農都宣言をはじめ農を大切にした土地利用、景観、ふるさとの森、川づくりなどのまちづくり、農都のめぐみ米(自然生態系や環境配慮)、共生の道を探りながらの獣害対策、学校給食などの話もしました。
今回の受賞によって、丹波篠山の黒大豆のブランドがさらに高まり、生産者の意欲、市民の誇りにつながることが期待されますし、黒大豆栽培を未来につなぐ大きな責任も生じました。
したがって、まず市民の皆さん、生産者の皆さんと今回の日本農業遺産についてみんなで誇りを共有したいと思います。
そして、黒大豆栽培はもちろん、特に注目していただいた灰小屋を含む農村景観やため池、水路の生物多様性にもより配慮した取り組みが必要になります。
更新日:2021年02月26日