アーティストNikyさんが移住を希望(市長日記R3.7.5)

更新日:2021年07月05日

日本の原風景と言われる集落丸山で、古民家宿泊の取組みが始まったのは12年前のこと。地域の皆さんが自分達の集落を守るために知恵を出し合い、古民家を宿泊やレストランとして活用し、これが日本の古民家活用の先駆けとなりました。今、この集落丸山にほど近い民家に、アーティストのNiky Roehreke(ニキ・ローレケ)さんが仮住まいされています。

Niky さんはグローバル企業の資生堂の商品パッケージデザインを手掛けたり、asicsでは「世界で活躍する女性の生き方をテーマにした女性向けコレクション」企画に選出されイメージの絵を描いたりと、国内外のクライアントワークを多くしておられます。

また、絵は社会変革や平和的な活動のためのツールであると考えられ、環境問題や地球温暖化などに向き合いながら絵を通してメッセージを発信しておられます。

東京ご出身で、ドイツ人のお父様と日本人のお母様の間に生まれました。

東京、ロンドン、ニューヨーク生活を経て、ワシントン州にあるオーカス島やインド、高知など、様々なところへ拠点を移し、世界中を旅されましたが、丹波篠山が一番好きになった場所だそうです。日本の原風景が残る丸山に魅了され、近々、丸山に移住したいとのことです。 日本の古い時代が好きで環境問題にも関心が高く、昔ながらの日本の自然との関わり 方を理想とされています。 Niky さんがデザインされた絵はがきと冊子をいただいたのですが、冊子の表紙に見覚えがありました。その冊子は、ちょうど最近、種苗法の改正に関心を持っておられる市民から送っていただいていたものと一緒で、その表紙をデザインされたのが Nikyさんだったのです。この偶然には、とても驚きました。 Niky さんのように感性豊かで丹波篠山市の魅力を大切にしていただく方に、ぜひとも移住して活躍していただきたいと思います。

応接室で椅子に座って話している3人の女性
円卓のテーブルで向かい合って7人が話している
ポストカードを両手に持った市長と女性
草や花をモチーフにしたポストカードが並んでいる