映画「森の学校」感動よみがえる(市長日記R3.9.21)
令和3年9月21日
映画「森の学校」は、この5月に亡くなった世界の霊長類学博士河合雅雄先生が幼少期の体験をもとに創作された「少年動物誌」を題材に創作された映画で、丹波篠山が舞台になっています。病弱でありながらガキ大将であった雅雄少年が、自然や生き物、両親、兄弟たち、友達とふれあいながら成長する姿を描いたものです。
丹波篠山の美しい自然の姿とともにあたたかい人たちが登場し、感動がよみがえりました。
雅雄少年を三浦春馬さん、弟の迪雄少年を小谷力さん、あこがれの女の子を小峰玲奈さん、父親を篠田三郎さん、母親を神崎愛さんが演じられ、城の管理人にはパチパチパンチの島木譲二さんも登場します。
20年前に製作されたものですが、三浦春馬さんが亡くなったこともあって、今全国で人気が再燃。この9月17日~19日に田園交響ホールで上映されました。全国各地からファンがかけつけ、西垣監督のあいさつやサイン会も行われました。
この映画は東映京都撮影所のスタジオで撮影し、その他の民家、森や川、農村の多くは丹波篠山で撮影されたものです。
今、なんとロケ地巡りも人気なのです。篠山城跡、春日神社、河原町をはじめ、立杭の登窯、川は野間の弁天橋付近、大山の園田家、盃ケ岳、権現山などが舞台に出ています。
私の記憶に残るシーンは次の2つです。
1.ふくろうのエサにするためのカエルをパチンコで打ってとるのですが、カエルの死体が並んでその残忍な姿を見てもうやめようと言い出しました。
それぞれの生き物に命があり、互いに生かし生かされているのです。
2.おばあさんが亡くなりました。その後、兄弟がみんなで話し合います。「みんないずれ死ぬんだ。お父さん、お母さんも、僕たちも・・・」それを聞いていちばん下の弟が泣き出します。「心配すんな。お前は死なへん」
9月18日には小谷さん、小峰さんも応援にかけつけていただき、雅雄さんの奥さん、迪雄さんも見に来ていただきました。
更新日:2021年09月22日