令和4年度丹波篠山市民人権のつどい ~人権啓発研修会~「ヤングケアラーの実態と課題-地域でできることを考える-」

更新日:2022年04月11日

今年度の住民学習のテーマは「ケアラーを知り、気づき、つなげる」です。

本研修会は、住民学習のテーマと連動させ、深く理解するための研修と位置づけています。
「ケアラー」とは、心や体に不調のある人への「介護」「看病」「療育」「世話」「気づかい」など、ケアの必要な家族や近親者などを無償で世話する人のことです。

「子育て」と「介護」を同時に担うことを「ダブルケア」といいます。65歳以上の高齢者が、65歳以上の高齢者を介護することを「老々介護」といい、介護をする世帯のうち59.7パーセントを占めています。

また、昨今では、「ヤングケアラー」といわれる大人が担うようなケアの責任を引き受け、家事や家族の世話、介護、感情面のサポートなどを日常的に行っている18歳以下の子どもがいることが報道されています。

厚生労働省が4月7日に発表した全国調査では、小学生の15人に1人が「ヤングケアラー」であるといわれています。

勉強や部活、子どもとしての自分のための時間が取れず、成長期の子どもとしてやりたいことができない、という問題があります。学校生活や健康状態に影響がある傾向も調査から明らかになっています。

今回の人権のつどいでは、「ケアラー」を知り、地域社会として何ができるのかを考えあうため、ヤングケアラーの課題について第一人者である大阪歯科大学教授の濱島淑恵先生にご講演いただきます。

  • 気象状況や新型コロナウイルス感染症における今後の状況によっては中止になる場合があります。その場合は市ホームページ等でお知らせします。
  • 参加対象は、各自治会の人権のまちづくり推進員、人権啓発推進員、一般市民の方で、定員を250名としています(客席数の約50%)。一般市民枠は30名ですので、参加をご希望の方は、事前に下記までお申し込みください。
  • 託児も対応します。事前申込制ですので、前日12時までに下記までお申し込みください。

日時

令和4年4月26日(火曜日) 19時30分から21時まで (受付19時~)

会場

四季の森生涯学習センター 多目的ホール
(丹波篠山市網掛429)

内容

テーマ「ヤングケアラーの実態と課題~地域でできることを考える~」

講師:濱島淑恵さん(大阪歯科大学教授 医療保健学部社会福祉士コース)

プロフィール

ヤングケアラーの研究者で、高校生を対象としたヤングケアラーに関する調査を平成28年(2016年)にわが国で初めて実施。昨年、厚生労働省が実施したヤングケアラーの全国調査にも携わられました。ヤングケアラー当事者団体「NPO法人ふうせんの会」代表も務める。NHKの「かんさい熱視線」や「あさイチ」などメディアへの出演も多く、ヤングケアラーの課題について普及、啓発や支援活動に取り組まれています。

 

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