「あさぎり乾肥」(混合汚泥肥料)の成分、用法、用量について
あさぎり乾肥は下水処理場から発生する下水道汚泥を乾燥させた粗粒状の乾燥汚泥です。
乾燥汚泥は家庭菜園や緑農地の肥料として全国的に利用されており、丹波篠山市も汚泥処分量の縮減と資源の有効活用を目指した循環型社会構築の両面から、平成25年に肥料登録を行なって市民の皆さんに配布しています。
下水道汚泥とは
下水道汚泥は、下水処理に伴う微生物の死がいや分解されない無機質等の集合体です。
各家庭から出た汚水(台所、洗濯、風呂、トイレなどの排水)は下水管を通って下水処理場へと送られます。下水処理場の処理過程では、まず汚水に空気を送り込んで微生物を繁殖させ、水に溶けている栄養分(有機物)を全部微生物に食べさせます。そして、その微生物などを沈殿分離させ、きれいな水だけを川に流します。その際に沈殿したものが下水道汚泥です。
肥料の名称
丹波篠山市混合汚泥肥料
肥料の愛称
あさぎり乾肥
登録の有効期間
平成25年3月25日から令和7年3月24日
製造場所
あさぎり苑
製品形態
袋詰め(1袋当たり:重さ約12キログラム・体積約30リットル)
主要な成分
数字の単位は%
種別 | 窒素 | リン | カリ |
---|---|---|---|
丹波篠山市混合汚泥肥料「あさぎり乾肥」 | 3.7 | 3.2 | 0.2 |
牛糞 | 0.4 | 0.6 | 0.7 |
鶏糞 | 3.4 | 5.4 | 3.1 |
炭素窒素比率 11
用途
農業・園芸など
使用方法・使用量
あさぎり乾肥の使用方法は次のとおりです。用法、用量を事前にご確認いただき、正しく使用してください。
土壌改良材として使用するとき
10アールあたり約1,000キログラムを休耕期に土壌と混和する
肥料として使用するとき
10アールあたり約500キログラム(1平方メートルあたり500グラム)を土壌と混和する(うち8割は元肥として使用)
使用上の注意
- 臭気防止のため、肥料散布後すぐに土とよく混ぜ合わせてください
- 肥料を均等に土壌と混和するよう使用してください
- 未発酵状態のため、植え付けの2週間以上前の使用をおすすめします
- 追肥にカリウム成分を含む肥料を使用すると、更に育成効果が期待できます
- 肥料袋開封時は特有の臭いがしますが、土と混和させると臭気濃度は下がります
- 肥料を多く使用しすぎると、窒素が過剰になり生育障害がおきる可能性があります
あさぎり乾肥の入手方法
あさぎり乾肥は無料で配布しています。ご希望の方は下記電話番号へお問合せください。
電話番号 079-552-0410
更新日:2024年04月18日