「胃がんゼロのまち」を目指して

更新日:2024年04月04日

 胃がんの原因のほとんどがピロリ菌感染であることが分かっています。また、ピロリ菌感染の期間が長いと胃がんになりやすい萎縮性胃炎になります。
 市では胃がん発症を予防または、早期発見・治療につなげ、胃がんの発症や胃がんの死亡率を減少するための取り組みを行っています。

 ピロリ菌に感染している人は、一度も感染したことがない人に比べて、20倍以上胃がんになりやすいことが分かっています!!
 また、感染があっても除菌をすることでそのリスクを下げることができます!

取り組み1 県内初・中学生ピロリ菌検診 今秋、学校の定期検診の尿検査でピロリ菌の抗体検査実施

 近年のピロリ菌の感染の多くは乳幼児期に親から子へと家族間で感染することが分かっています。
このため感染が成立しており、かつ萎縮性胃炎のない若年期(12~15歳頃)に感染の有無を確認し、適切な時期に除菌治療へつなげていくことが胃がんの予防につながります。また本人が将来成人し、親になったときに子への感染を防止するという広い意味での感染予防や健康意識の向上もめざします。

取り組み2 成人健診での胃がんリスク検診 血液検査で胃がん発症のリスク(危険度)を判定

胃がんリスク検診ってどんな検診ですか?

 ピロリ菌の感染を調べる検査と萎縮性胃炎の有無を調べる検査を組み合わせて胃がんになりやすいか否かのリスク(危険度)を分類する検査です。
直接胃がんを見つける検査ではありません。

リスクが高い(要精密検査)と判定されたらどうすればよいですか?

 内視鏡検査を受けて内服にてピロリ菌の除菌をし、定期的な経過観察していくことが必要です。

検診はどこで受けられますか?

 丹南健康福祉センターで実施の「センター健診」および3月に実施する「未受診者健診」で受けられます。ここでは胃がんリスク検診の他に基本健診や肺・大腸など他のがん検診もセットで受けられます。詳しくはお問い合わせください。

検診の費用はいくらかかりますか?

 20歳以上の方を対象としており、検診費用は2,100円です。20歳から40歳までの節目年齢の方(令和7年3月31日の時点で21・31・41歳の方)には無料クーポン券を発行していますので、お手元に届いている方はこの機会にぜひ受診してください。

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