祝!「丹波篠山の黒大豆栽培」の日本農業遺産認定

更新日:2023年12月04日

 令和2年7月に申請していた「丹波篠山の黒大豆栽培~ムラが支える優良種子と家族農業~」が、令和3年2月19日に日本農業遺産として認定を受けました。

 本地域の認定は、先人のたゆまぬ努力とそれを現在に受け継いできた市民みんなの力が評価されたためです。
 今後も丹波篠山市の黒大豆栽培を未来に引き継ぐために、オール丹波篠山で励んでいきたいと思います。

セレモニー写真

丹波篠山市の日本農業遺産の主なポイント

  • 丹波篠山市の「黒大豆」とは、約300年前から栽培され、現在、日本全国で最も多く栽培される黒大豆「丹波黒」の原種。
  • 水不足のため犠牲田を生み出し、その湿田で技術的に困難であった乾田化を成し遂げ、黒大豆栽培を可能にした(乾田高畝栽培技術の基盤を形成)。
  • 約200年前に豪農大庄屋 波部六兵衛、継嗣・本次郎らによって多様な遺伝資源(在来種)の中から優良な種子を選抜育種し、現在国内で栽培される主要な黒大豆品種の起源となっている。
  • 水の少ない丹波篠山市では、多くのため池が築造されたことでカエルやサンショウウオ類などの希少な両生類の生息場となり、また森林資源を生かした地域循環システム(灰小屋で粗朶や落ち葉を焼いて作る灰肥料)が形成され、農の営みの中で自然環境が守られてきた。

丹波篠山の黒大豆栽培

丹波黒栽培の歴史

これまでの経緯

令和2年 7月16日 丹波篠山市農業遺産推進協議会 設立
               7月27日   日本農業遺産申請書提出
               9月18日   一次審査(書類審査) 通過
             12月14日 現地調査
令和3年 1月27日 二次審査(最終プレゼン)オンライン開催
               2月19日   日本農業遺産の認定
                               日本農業遺産認定祝賀セレモニー開催
               3月17日   認定証授与式(予定)

 

令和2年度世界農業遺産への認定申請に係る承認及び日本農業遺産の認定を行う地域の決定について(農林水産省)
https://www.maff.go.jp/j/press/nousin/kantai/210219.html

 

この記事に関するお問い合わせ先

農都政策課 農業係
〒669-2397 兵庫県丹波篠山市北新町41(第2庁舎 2階)

電話番号:079-552-1114
メールフォームによるお問い合わせ