ペットの防災対策について

更新日:2025年02月03日

 丹波篠山市では、環境省作成の「人とペットの災害対策ガイドライン」に基づき、災害時に避難者がペットと一緒に避難(同行避難)できるよう、避難所開設の際には人の居住スペースとは別に、ペットの避難スペースを確保するように努めています。

ペットと一緒に避難することの必要性

過去の災害では、住民は緊急避難を余儀なくされることがあり、自宅に取り残されたり、飼い主とはぐれて放浪したりするペットが多数生じました。また自宅に置いてきたペットが気になって家に戻った飼い主が2次被害に遭う、放置されたペットが住民に危害を及ぼす、などのおそれがあります。

もしも災害が発生したら・・

状況を踏まえて避難先と避難方法の判断をする

1.在宅避難(自宅)

普段の生活環境との変化がなくストレスを軽減できます。

災害の情報に注意を払いながら、2次災害の危険が考えられる場合は避難を検討しましょう。

2.施設や親戚・知人に預ける

ペットホテルや知人等にペットを預けます。平常時に預け先の条件や期間・費用などを確認しておきましょう。

3.車中・屋外テント避難

特にエコノミー症候群や熱中症への注意と対策が必要です。

4.避難所生活(同行避難)

避難所の決められたペットスペースにて飼育を行い、避難所のルールを守り、飼い主が責任を持って世話をします。環境の変化によるトラブルが発生しやすいため、飼い主同士が助け合い協力することが必要です。

同行避難について

同行避難とは

災害時に飼い主がペットとともに避難所等まで避難することをいいます。丹波篠山市では身体障害補助犬法で定められた補助犬(盲導犬、聴導犬、介助犬)を除き原則、ペットと人との居住スペースは分けることとしています。
 

同行避難の対象となる動物

犬や猫などの小型哺乳類や、鳥類、小型は虫類等の家庭動物とします(特定動物等を除く)

※特定動物・・・動物の愛護及び管理に関する法律第25条の2に基づき、人の生命、身体又は財産に害を加える動物として定められている動物で、ライオンやクマ、大型のは虫類などが指定されています。

飼い主の皆様へのお願い

発災時の避難所におけるペットの飼育は飼い主の責任です。

アレルギーのある方や動物が苦手な方もあるので、トラブルを避けるためにも、他の避難者への配慮が必要です。しつけ動物用避難用具の備蓄、所有者の明示(マイクロチップ、鑑札、注射済票、迷子札、首輪等)など、普段からできることを行い、もしもの時に備えましょう。

備えのひとつとして「ペットの飼い主のための防災手帳」を作成しましたので、是非、ご活用ください。(下記よりPDFデータのダウンロードが可能です。)

関係資料

ペットの飼い主のための防災手帳(丹波篠山市)

ペットの飼い主のための防災手帳(丹波篠山市)(PDFファイル:1.1MB)

※手帳のつくり方(製本方法)は下記をご参照ください。

手帳の作成方法

人とペットの災害対策ガイドライン(環境省)

環境省では、一般飼い主の方に向けた人とペットの防災対策ガイドラインを作成しています。

環境省_人とペットの災害対策ガイドライン

この記事に関するお問い合わせ先

市民安全課
〒669-2397 兵庫県丹波篠山市北新町41(第2庁舎 1階)

電話番号:

079-552-1116(防災)
079-552-5117(消防交通)
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