たこ足配線は危険!

更新日:2025年06月26日

電気火災が増加中

電気火災とは、電気や電気製品にかかわる火災のことを言います。

令和6年中に丹波篠山市で発生した建物火災は16件です。建物火災の出火原因である電気機器・装置からの出火は4件で、たき火4件と並び1番多い出火原因となっています。電気火災は、火を使用している意識がないために、火災に気づきにくい特徴があります。

たこ足配線の出火原因

トラッキング現象

たこ足配線からの出火原因には、トラッキング現象と過電流が大きな原因と考えられています。まずトラッキング現象について説明します。

トラッキング現象はコンセントやテーブルタップに差し込んだプラグの周辺に埃や湿気などが付着することにより、差込プラグの刃の間に電流が流れ、火花放電を繰り返すことで、炭化し電気の通り道が形成され、出火する現象です。特にたこ足配線は、差込口が多くなりトラッキング現象が起こりやすくなります。

【トラッキング現象による発火:NITEの再現実験画像】

トラッキング現象による発火 NITEの再現実験

過電流

過電流とは、電気コードなどに許容量を上回る電流が流れ込むことを言います。延長コードやテーブルタップなどを連結し差込口を増やすたこ足配線は、過電流が続くことでコードや差込プラグが異状発熱し、この状態が継続することで、最悪の場合には発火することがあります。

延長コードなどをよく見ると「合計1500ワットまで」と許容量が記載されています。つまりこの延長コードに接続する家電製品の合計電力は1500ワットまでと言うことです。例えば、電子レンジ800ワット、パソコン200ワット、テレビ150ワットを同時に使用した場合は、800ワット+200ワット+150ワットで合計1150ワットなので、一般に市販されている1500ワットまでの延長コードなら問題はありません。

しかし、許容量を考えずテーブルタップなどを増やし、たこ足状態で沢山の家電製品を使用すると出火のおそれがあります。

【たこ足配線の例】

タコ配線画像

上記の状態で継続使用した場合、次のように発火するおそれがあります。

たこ足配線出火画像

※このページのすべての画像は、製品評価技術基盤機構NITEから提供してもらっています。

 

予防対策

・定期的にプラグ部を抜き、埃などのゴミがたまっていないか確認し、乾いた布で埃を取り除くなど維持管理をしましょう。

・テーブルタップやマルチタップを連結させない。テーブルタップは、差込口の数だけ電気製品を使用できるものではありません。許容量を超えないように管理しましょう。

参考資料 総務省消防庁のリーフレット⇒住宅火災における電気火災に注意(PDFファイル:2.4MB)