第3次丹波篠山市総合計画の策定について

更新日:2021年03月18日

総合計画とは

総合計画は、「行政運営の総合的な指針となる計画」であり、地方自治体の全ての計画の基本として、地域づくりの最上位に位置づけられ、長期展望をもつ計画的、効率的な行政運営の指針を盛り込みます。一般的には、まちづくりの基本的な方向性を示す「基本構想」と、それに基づく「基本計画」から構成されます。丹波篠山市では、自治の基本理念を定める「自治基本条例」で、総合計画を策定することを規定しています。令和3年度から10年を計画期間とする第3次総合計画を策定しました。

 

計画策定の目的

私たちは、先人から受け継がれてきた歴史や伝統を大切にしながら、互いに力を合わせ人権・平和・環境を守り、幸せに暮らせるまちづくりをめざしてきました。そして、今、市民と市が一体となってみんなで考え、みんなで責任をもってまちづくりを進めるという自治のあり方が求められています。丹波篠山市では、このような自治の理念とその基本を定め、市民と市の参画と協働の手法を明らかにすることによって、「誰もが住みやすく愛される丹波篠山」を実現するためのしくみを整えるため、平成18年に「丹波篠山市自治基本条例」を制定・施行しました。総合計画は、この自治基本条例に規定する「総合的かつ計画的な市政運営を図るための基本となる計画」として策定し、まちづくりの基本的な方向性を示してきました。第3次総合計画は、丹波篠山市の人々の“これまで”の取り組みを継承しつつ、さらに磨き上げるとともに、人口減少下にあって本市をとりまく状況の変化に対応するために、丹波篠山市として新たなまちづくりに踏み出そうとする“これから”の方向性を示す最上位計画とします。

計画の役割

総合計画は、本市の長期的なまちづくりを総合的で計画的に推進するため、まちづくりの基本方向と、事業や施策を総合的体系的に示した市の最も基本的な計画として、次の3つの役割を果たします。

1.市政の運営において総合的な指針となり、各種の計画や施策の基礎となる役割を果たします。また、人口減少社会の中で、これからのまちづくりについて方向性を示すことから、地方創生の趣旨を含みます。

1.市民、事業者のみなさんにとって、様々な活動をしたり、まちづくりに参画・協働したりする際のガイドラインの役割を果たします。

1.この計画は、新たに丹波篠山に来られる人や事業者のみなさんに対して、本市のまちづくりの姿勢を明らかにするとともに、国や県、他の市町村に対しても同様の役割を果たします。

 

将来像と基本方針

これまでの市民のみなさんの取り組みを土台としながら、新たなチャレンジができるまち、一人一人が安心できる暮らしの中で夢や希望が実現できるチャンスがあるまちとして選ばれるよう“「丹波篠山」だからこそ実現できるあなたの夢・安心・未来”を将来像に掲げ、人口減少社会の中でも、活気を保ち続けられる丹波篠山市であり続けよう、としています。基本的な方針としては、“多様で複層的なコミュニティづくり”、“チャレンジと支え合いの土壌づくり”、“環境との共生と経済が循環する暮らしづくり”の3つを掲げます。

基本目標

将来像の実現や取り組みの基本方針に基づいて、まちづくりに取り組むにあたっての基本目標を設定します。住民自治や暮らし、生活基盤、福祉・健康、教育など“日常の暮らしに結びつく取り組み”をまちづくりの「土台」とし、農都創造や景観、歴史・文化など“豊かな価値を生み出す取り組み”を「価値」と位置付け、将来像の実現を図るうえでの両輪とします。

総合計画審議会の経過

基本構想の検討にあたっては、丹波篠山市総合計画審議会条例に基づき、総合計画審議会を設置し、審議いただきました。各会議の経過は次のとおりです。

 

参考データ

第3次計画策定の検討にあたり、現状分析、市民意識調査、ワークショップによる意見聴取を行いました。

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