歯のはなしVol.111(5)タバコ

更新日:2020年03月24日

 喫煙は多くの生活習慣病(糖尿病、高血圧など)に悪影響を与えているとされていますが、お口の中にも多くの影響を与えます。

 まず、タールが歯に沈着することによって歯が黒くなってしまいます。また、歯がタールに覆われてしまい、その上に歯垢が沈着します。そのため、タバコを吸わない方よりもはるかに多くの細菌が残ってしまいます。これが虫歯や歯周病の原因となります。

 タバコに含まれているニコチンは、血管収縮を引き起こすため、血液に含まれている酸素や栄養を細胞に送る機序を阻害します。それによって、細菌に侵された歯ぐきの回復を妨げてしまうのです。そのため、喫煙者は健全者に比べてはるかに歯周病の発生率が高いのです。

 現在喫煙されている方は、今後のことを考えて禁煙してみてはいかがでしょうか?

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