歯のはなしvol.96 歯ぎしり、食いしばりに注意!!

更新日:2020年03月24日

 現代社会はストレス社会です。そんな中、日常的に歯を食いしばっていませんか?歯は、意外なほど力をこめられるものです。ストレスなどによって歯を食いしばると、歯に多大な影響を及ぼすのです。
 まず、必要以上に力がこもると歯の一部が欠け、尖ったようになります。そこから虫歯が発生すると、さらに歯が欠けてしまいます。形が悪くなってきた歯はかみ合わせ全体のバランスを乱し、それ以外の歯にも影響を及ぼします。最悪の場合、歯の根っこが折れて抜歯を余儀なくされてしまいます。
 また、連続的にかみ合わせの力がかかると、歯が全体的に揺れてきたりもします。そうすると通常のかむ力にも耐えきれなくなり、歯の周囲に細菌が入り込み歯周病が発生します。結果としてやはり波賀抜けてしまうのです。
 尖った歯がないからといって、油断は禁物です。歯が全体的に平らにすり減っていると、夜間の歯ぎしりが疑われます。夜、寝てる間ずっと上下の歯をこすり合わせ、ひどい場合には歯の頭がなくなってしまうくらいすり減ることもあります。また、前述した歯周病などの原因にもなるのです。
 歯科ではそういった方の治療に、マウスピースを作成して入れたり、かみ合わせの調整を行ったりします。虫歯や歯周病がある場合にも、歯に負担がかかるので治療していきます。しかし、一番の治療法はやはりストレスをなくすことでしょう。
 毎日の生活においてストレスのない生活を心がけてください。

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