歯のはなしvol.84非歯原性歯痛 ~その7 舌咽神経痛~

更新日:2020年03月24日

 舌咽神経は、舌の後ろ側3分の1や、咽頭部(口腔と食道の間にある部分)の感覚を司る神経です。前回説明した三叉神経痛と同じように、この部分の神経が刺激されると瞬間的な激痛が生じます。
 舌咽神経痛の範囲は広く、舌、耳、下顎角(一般にエラと呼ばれる部分)、咽頭にかけ発生し、「顎関節が痛い」と感じたり、あくび、嚥下(飲み込み)などの運動により痛みが引き起こされるため、「大きく口をあけると痛い」「食事のたびに顎が痛い」とも感じます。
 神経はレントゲンでは写らないため、CT、MRIなどで、神経を腫瘍や、動脈肥大で圧迫している原因を探る必要があります。

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