歯のはなしvol.5 子どもの歯の外傷 ~1.歯が抜けたり折れたりしたら~

更新日:2020年03月24日

 予期しないアクシデントで、歯が何らかのダメージを受けることを歯の外傷といいます。学校などで、つまずき顔面から転んだり、ボールが顔面に当たったりすることで、歯が抜け、折れることがあります。
 でも、正確、迅速に処置すれば、元通りにくっつくこともあるのです。
 根っこからすっぽり抜けたり、ポキッときれいに折れたりした場合には、歯や歯の折れたかけらを牛乳につけて、歯科医院に急いでください(歯牙保存液があれば、それにつけるようにし、水道水には決して長期間つけないでください)。
 歯の根は歯根膜に包まれており、水に長くつけていると、この膜が溶けてくっつかなくなってしまいます。しかし、牛乳は体の中の状態に近く、歯根膜を保つことができます。牛乳が手に入らなければ、口の中に歯を戻し、歯科医院へ急いでください。
 くっつくかどうかは時間との勝負です。30分以内に歯科医院に向かってください。乾燥し、膜が取れてしまった歯は残念ながらくっつきません。
 失った永久歯は、二度と生えてはこないのです。皆さんも歯を打たないように気をつけましょう。

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