歯のはなしvol.48 韓国の歯科医療制度

更新日:2020年03月24日

 お隣の国、韓国では、1980年に日本の社会保険制度に似た国民健康保険が導入されましたが、歯科保険予算は国民総生産のわずか0.01%でしかなく、ごく一部の治療しか、保険でカバーされていません。いわゆる被せ(冠)や入れ歯などの歯科補綴処置は韓国歯科医師会の反対を無視して、歯科保険から除外されたため、すべて実費での支払いになります。保険では、小さな虫歯へのアマルガム充填、抜歯などは安く出来るようですが、神経までいった大きな虫歯になると、被せねばならず、自費での高額な治療になります。

 美容に関しては韓国は意識が高く、歯並びをきれいにするための歯科矯正や、白い被せをいれる歯の審美治療が盛んとなっており、ヨン様のぺ・ヨンジュンさんも、前歯が真っ白になるようきれいな審美治療をほどこしています。最近では歯科インプラント治療にも熱心で、美に関することなら、痛みや出費はいとわないといった風情です。

 また儒教の国である関係で、主従関係がはっきりしており、歯科医師のいう通りしたがわねばならず、逆らうことができません

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