歯のはなしvol.45 ドイツの歯科保険制度

更新日:2020年03月24日

 ドイツの人口は約7,000万人です。保険には、国民健康保険と民間保険があります。国民健康保険は、収入に応じて支払い金額が決められています。民間保険は収入に関係なく、年齢、性別、持病の有無によって支払い金額が変わります。医科では、入院費、妊娠分娩費等も含め、基本的に、国民健康保険で全額支給されます。歯科でも、検診や歯石除去、一般的な治療は、全額支給されますが、金やセラミックの被せは3割~5割が自己負担になります。

 義歯は、保険適応の本数制限や年齢制限(1987年以降生まれは義歯不可)があり、総義歯は15万円ぐらいの費用がかかります。部分義歯は、日本と違いコーヌステレスコープなどが用いられ、総義歯より費用がかかります。

 矯正やインプラントなど高額の歯科治療を民間の保険がカバーしていますが、加入してから8ヶ月間は利用できません。国民健康保険は、すぐ利用することができます。民間保険から国民健康保険に乗り換えることはできないので、よく考えて加入することが必要です。

 話は変わり、欧州の歯科医院は、日本と違って、看板がとても小さく、表札程度の大きさしかありません。よほど注意しないと、歯科医院かどうか見分けることができないようです。

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