歯のはなしvol.34 歯を抜いたあとの治療2

更新日:2020年03月24日

(2)部分入れ歯(着脱式)

 歯茎部分のついた人工の歯で抜けた歯の部分を補い、残った歯の何本かに金属製の金具(バネ)をかけ、その絞め具合で維持力を調整します。バネの通る隙間の分だけ歯を少し削る必要があります。奥歯の2本連続欠損まではブリッジも適用可能ですが、3本連続欠損では入れ歯のみの適用になります。(下顎前歯のみの欠損の場合は、最大4本連続欠損までブリッジも適用可能。ただし、歯がしっかりしている場合のみです)

利点:バネをかける部分以外は歯を削りませんので、ブリッジに比べて歯を削る量がはるかに少なくてすみます。残りの歯が多少グラグラしている場合も、この方法で歯を残すことができます。

欠点:歯茎の部分に力がかかるので、歯茎に痛みが出たり、取り付け式より噛みにくいです。保険の入れ歯の場合、プラスチックで歯茎の部分が出来ているため、割れることがあります。金具が見えるため、笑ったときに目立つことがあります。

欠損部分を補う方法は、残りの歯の本数、欠損部分の形式、残りの歯の歯周病や配置の具合、上下の歯の噛み込み具合などを検査した上で決定されるものですから、入れ歯しかできない場合もあります。

この記事に関するお問い合わせ先

健康課
〒669-2205 兵庫県丹波篠山市網掛301

電話番号:079-594-1117
メールフォームによるお問い合わせ