歯のはなしvol.35 歯を抜いたあとの治療3
(3)歯牙移植
歯牙移植とは、主に奥歯の部分に健康な親知らずを移植する方法です。奥歯の虫歯を放置し過ぎて、歯茎の奥深くまで虫歯が進行して抜かなければならない場合に、歯の根の部分が健康な親知らずをその穴に差込み、定着するまで固定する方法です。親知らずを奥歯に移植する場合には、保険適応になる場合もあります。その他の歯を移植する方法を行っている歯科医院もありますが、その場合は保険外の治療になります。どちらも全ての歯科医院で行っているわけではありません。
利点:自分の歯を利用するので、うまくいけばきれいに治る。
ブリッジのようにきれいな歯を削る必要がない。
インプラントよりは安価になることが多い。
欠点:条件に合った移植ドナー歯が必要である。
成功予後が不安定。後で歯根吸収が起こる場合がある。
一度抜いた歯を移植するので、根の神経が死んでしまうと根の治療が必要になる。必ずしも定着するものでもない。
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更新日:2020年03月24日